【西日本一周11日目】弥生時代の「くに」へ
2016/3/11(金)
天気:長崎・佐賀・福岡 くもり
長崎駅7:42発のシーサイドライナーに乗り、大村線に揺られる。
内海ということもあり、波が穏やか。
途中ちらっとハウステンボスがみえた
まさに異次元というかなんというか…
今回はハウステンボスは行かないのでパス
乗ってきたシーサイドライナーがこれ
駅前のSEIYUでお買い物して神埼へ
神埼駅に到着。
駅員さんがとても親切な方だった。
と指差している…
田んぼの中を15分ほど歩くと公園西口に到着
それにしても、吉野ヶ里歴史公園は広い!
園内には無料循環バスが走っているほど…
弥生人の声が聞こえる
聞こえますよね??
公園西口を入るとまずこんな感じ。
果たして高床式倉庫はほんとにあるのか??
!
あった!!
ご丁寧にネズミ返しも再現
ここ、吉野ヶ里歴史公園は、邪馬台国のくにの跡とされる吉野ヶ里遺跡をそのまま公園にした場所
実際に園内には多数の遺跡が出土している。
未だに掘り起こしていない場所もあり、まだお宝が眠っているかもしれないらしい…
なんともロマンに溢れる遺跡だこと
園内にはこれでもか!というほど高床式倉庫、竪穴式住居、物見櫓などが再現されている
しかも内装までしっかり作ってある
物見櫓からみた公園の西側
広い!!
儀式の様子
公園北部には墓地エリアなるものがあり、実際出土した棺桶がそのまま展示してある。
西側から入り、東側から出た。
東側の入り口がメインのようで、かなりガッツリした建物がある。
ここだけみると遺跡?ッて感じ
こちらも公園から徒歩15分ほど
梅が咲いてました。
中国系の観光客が多いなー
このあとは博多に行き、荷物を預けた後、門司港へ行きました。
門司港の駅舎はかなり立派だったような!
しかもライトアップが綺麗だそうな!
門司港駅駅舎は、ガッツリ工事中でした!!!
大規模改修工事やってるそうで駅舎すら見えず、。。。
せっかく来たので、関門海峡の夜景
思っていた以上に距離があります。
こっちから見る夜景は綺麗!
対して門司側の港です。
未来のポートマリーナッて感じ?
そして博多まで戻ってきました。
翌日が九州新幹線5周年イベントということで色々準備されていました。
ホテルの近くの一幸舎でシメのラーメン。
結構歩いた一日でしたな。
翌日にまた大移動があるということで早めの就寝
11日目終了
次回もお楽しみに
旅はボックスシート。<後編>
ここから先への乗客は観光客が8割で、残りの2割が地元の方々のようだった。
ボックスシートの進行方向に座り、荷物を向かい側の席に置き、ゆっくり景色を眺めようとすると、一人の男性が向かい側に座った。
いままで賑やかだったこともあり、ここからはゆっくり景色を堪能したい
そう考えていたので、向かい側に人が座るのはあまり快くなかった。
乗客はほとんど、景色を見に列車に乗っているので、仕方ないと思い、座席においておいた荷物を網棚に載せた。
列車が動き出してしばらくすると、男性が「一人旅ですか?」
と声をかけてきた。
一通り会話を終えると、視線を窓へと向け続けた。
車窓を流れる雄大な景色に集中したい私としては、この区間では人と話したくないと思ったからである。
彼もカメラを持っていて、しばらくは無言で沿線の景色を撮っていた。
天気も良く、波も穏やかな日本海を望む
あちらこちらにプライベートビーチがある
岩場 茶色と白と緑のコントラストがいい。
ゴツゴツした海岸線沿いを進む
広戸駅~深浦駅間で景色はピークを迎える
このような地形の海岸はあまり見たことがない
磯遊びに来た車が並んでいた
向かい側に座った男性は、深浦での乗り換え時間に余裕があるので一つ手前の広戸駅で下車した。
広戸駅~深浦駅の景色は歩いて堪能するそうだ。
こうして私は深浦駅に到着した。
深浦駅到着後の一コマ。
つかの間の記念撮影タイム
海岸はすぐそばに広がっている
乗ってきた気動車
空の青さが鰺ヶ沢より増した気がする。
深浦駅を出ると一台の大型バスが待機していて、乗客の殆どがそれに乗って行った。
やはりツアーだったか
深浦のスコップくん
泣いている理由は「みんなが来てくれて嬉しいから」だそうだ
深浦では1時間半ほど乗り換え時間がある。
見たところ駅前には小さな商店があるのみでコンビニ等は無い。
一応駅周辺が街の中心のようだが、平地が少ないようで国道沿いに住居、商店が並んでいる。
駅前をふらっとしていたが、昼飯を食べれそうな場所が見当たらなかったので、街の商工会の人が言っていた「深浦マグロステーキ丼」の店に行くことにした。
国道沿いを歩くとマグロステーキ丼の店があった。
一日限定数十食だそうで、カウンターには数名のお客がいた。
丼 というより定食だ
マグロを直接のせて食べる丼
マグロを焼いてタレで食べる丼×2
で構成されていて食べ方があるらしい。
深浦マグロステーキ丼は深浦のB級グルメのようだ。
完食した後は、駅周辺の海岸を歩いてみることにした。
歩いていると向こう側に柵がある岩が見えた
この上にのぼれるのでは?
と思い早速向かった
国道沿いを歩いていると、広戸駅で下車した男性が向こうから歩いてきた。
すごく景色が良かったそう。
彼はこのあと深浦で昼を食べるそうで、再度ここで別れた。
この日はかなり気温が高く、蒸し暑かった。
先ほど見えた登れそうな岩までは桟橋が設けられている。
上に何があるのか楽しみ
海の幸が豊富そうだ
岩には階段のような穴が開けられていて、これを登って上まで行くようだ
硬そうな岩に見えるが、思ったより脆い質である
階段は複雑に入り組んでいて穴をでたあとも更に上りがある
真下を見下ろす。
通ってきた道
写真右側が深浦駅方面となる。
岩のてっぺんについた。
予想通り360°オーシャンビューである。
てっぺんかはかなり高く、風を強く感じた。
写真は岩から見た深浦の市街地
予想以上に岩の頂上は広かった。
岩の上には特に何もなく、街が見下ろせた
おそらく夕日スポットなのであろう。
調べたところによると、この岩は「大岩」といい、展望台のようだ
晴れていれば岩木山も見れるようだが、残念ながら見れなかった。
今後この記事を見て深浦に行く方がいれば、ぜひ足を運んで欲しい。
再び駅に戻ると、乗車予定の東能代行き列車が待機していた。
窓側を確保
出発を待つ東能代行き
ここで青森方面行きのリゾートしらかみとすれ違いを行う
反対側からリゾートしらかみ「橅」がやってきた。
少しの停車時間があるが、橅はすぐに発車した。
駅員さん、車掌さんが非常に楽しそうに乗務していて良い職場だなと思った。
ふたたびスコップくんの登場
こんどはお別れの挨拶のようだ
深浦駅を出た東能代行きは15分ほど走って
黄金崎不老ふ死温泉の最寄り駅である「艫作(へなし)駅」に到着
リゾートしらかみの場合、艫作には停車せず隣の「ウェスパ椿山駅」に停まる。
リゾートしらかみ運転日であれば、ウェスパ椿山駅から黄金崎不老ふ死温泉までは送迎バスが出るそうだ
乗ってきた列車が去ってゆく
ここで降りたのは3人
その中のひとりに 彼がいた。
ボックスシートの向かい側に座り、国道ですれ違った男性と3度目の遭遇である。
彼も黄金崎不老ふ死温泉に行くそうで、一緒に向かうことにした。
艫作駅から温泉までは20分ほどで、その殆どが下り坂だった。
彼は神奈川から来ているそうで、大手電機メーカーで働いているそうだ。
20分ほど話をしながら歩くと、黄金崎不老ふ死温泉に着いた
日帰り入浴でリストバンドタイプの入浴券をつけてもらい、浴室に向かった。
浴室はかなり混んでいる。外の露天風呂に入るには一度内風呂でかけ湯をしてから再び服を着て外湯へ向かうスタイル。
私も男性も目当ては外湯であったのでかけ湯をするとすぐに露天風呂へ向かった。
露天風呂は目の前に日本海が広がる。
湯温はぬるめで茶色のお湯だ。
暑い夏にはぴったりの温度で海風があたって気持ちいい。
このまま1時間浸かっていたかったが、最終の上り新幹線に間に合わないので30分ほどで切り上げた。
3度も遭遇した男性に礼と別れを告げ、私は露天風呂を後にした。
写真中央が外湯
汗を流したのにまた汗をかく。
行きは20分だったが、帰りは上りということもあって30分ほど時間を要した。
艫作駅に戻ったのは列車到着の5分前のこと。
15:04 深浦から東能代行きが到着
先ほど言ったウェスパ椿山駅
テーマパークのような大きな施設が隣接している。
白神山地にある青池へはここ十二湖駅から向かう。
今回は時間がないのでパス…
風景がゆっくり流れていく
リゾートしらかみもいいけれど、窓を開けた普通列車の良さもある。
能代に到着
久しぶりのロングシート車両だ。
秋田につく頃には夕日が沈みかけていた。
最終の東京行き「こまち」まで、あまり時間がなかったので秋田新幹線の切符を購入し、ホームへ向かう
こまち38号に乗って当日中に関東へと戻った
今回の旅は無計画だったものの、非常に良い旅ができた。
また、ボックスシートで出会った男性から一人旅の良さを学んだ
この後もいくつか旅をしたが、今回は非常に印象深い旅となった。
自分の旅の意義について考え直す良いきっかけになったので、これからは今までとは違った旅の楽しみ方をしたい
そう思った5日間だった。
旅はボックスシート。
ボックスシートで向かい合った人と話で盛り上がれるような旅人になりたいと思った。
おわり。
そろそろ西日本1周の記事を書かないとなあ…
旅はボックスシート。<前編>
2015年8月上旬 夏休みを利用して関東から青森まで青春18きっぷ(盛岡~八戸は東北新幹線)で旅をした。
函館まで行った後、帰りは五能線に乗ってみようということで
青森から日本海側を通って秋田へ向かい、秋田から新幹線で帰ることにした。
五能線に乗る目的はただ一つ。
「黄金崎不老ふ死温泉」
不老ふ死温泉という非常にインパクトしかない名前とその立地、景色が評判で、旅好きであればどこかで聞いたことがある温泉だと思う。
青森で1泊し、翌朝リゾートしらかみの指定席を取った。
当日だったが、青森から途中の五所川原までは空席があるとのことで一部区間リゾート列車に乗ることに決めた。
リゾート列車に馴染みが薄い人も多いと思うが、リゾート列車は移動という目的の他に、沿線の景色が楽しめたり、沿線の名物を体験できる一種のツアーのようなものだ
景色が見やすいよう窓ガラスが大きく設計され、シートの幅が広く、乗り心地も特急列車並みにいい。
でもお値段高いんでしょう?
と思うが、このリゾートしらかみの場合、快速列車(全車指定)なので乗車券+指定券(520円)で乗ることができる。
青春18きっぷの場合520円加算すればこの椅子に座り、ゆったり快適な旅ができるのである。
座る保証ができない普通列車と比べると、まさに高みの見物である。
この日のリゾートしらかみ2号は青森をほとんど無人の状態で出発した。
うるさい乗客もおらず、非常に快適な旅ができる。
大きな窓からは、岩木山も見えた。
車窓を流れる津軽平野を見ながら遅めの朝飯
まさに至福である。
運転席後方からの眺めもまた格別。
私はお酒は飲まないが、非常にいいおつまみになりそうだ
弘前に到着
数分の停車時間があるが、ここでもほとんど客は乗らなかった。
五能線に入った途端車窓ががらっとかわった。
岩木山とりんご畑である。
さすが青森 どこを見てもりんごの木
りんご畑を抜けると五所川原についた。
ここでリゾートしらかみとはお別れとなる。
五所川原からは津軽三味線の演奏があるのだが、どうやらツアー客の団体が列車まるごと指定券を取っていたらしい
後続の鰺ヶ沢行きに乗るまで少し時間があったので、五所川原駅から出てみることにした。
冬はストーブ列車、夏は風鈴が乗客を迎えてくれる。
前日が立佞武多祭りだったそうで、ねぶたの解体作業が行われていた。
それにしても高い!!
立佞武多を保管しておく倉庫が高い!!
鰺ヶ沢行きが到着。
途中鰺ヶ沢までこれに乗る。
鰺ヶ沢までは地元の高校生で混雑していて座ることができなかった。
皆夏休みということで、海水浴に行くらしい
学校帰りに海水浴はずるいなー
鰺ヶ沢に到着。
向かい側に停まっている深浦行きに乗った。
鰺ヶ沢までは内陸を走る路線だが、鰺ヶ沢から深浦までは海沿いを走る。
もちろん海側の座席を確保した
この景色をみて、夏だな!と改めて思った。
澄んだ青空がなんとも言えない
途中の千畳敷駅で8割の乗客が降りた。
彼らの目当ての千畳敷海岸は目の前だ。
ここでようやく海側のボックスシートが空いたのでそこに移動した。
ここからは素晴らしい海岸線をゆっくり眺めることができる。
続く。
【西日本1周10日目】長崎観光とカメラ
2016/3/16(木)
長崎市の天気:くもり
この日は前日に引き続き、長崎市内を観光
朝8時にホテルを出発し、まずは世界遺産にも認定されている「大浦天主堂」へ向かう。
ホテルの近くにある電停に向かうと、向こう側から古い型の長崎市電がやってくるのが見えた。
ここは望遠レンズで圧縮効果を持たせて1枚
と
カメラバッグからカメラを取り出す。
次の瞬間…カメラ本体とレンズが分裂してレンズが落下ぁ!!
あああああああああ~~~~~~(涙)
1キロ近くあるレンズは、いとも簡単に長崎市電の軌道(石畳)へと落ちていった。
もちろんレンズは無事ではなく、マウント部分が破損
さらに鏡筒が衝撃で曲がったようで、ズームすると途中で止まってしまう。
この旅行のメインで活躍していたレンズが一瞬にして戦力外になった。
非常につらい
これも出発して僅か5分 朝8時の出来事である。
手前の信号で市電は止まっていたので、レンズを回収
泣く泣くケースに入れてバッグにしまったのであった。
予定では残りの行程は2週間
正直主役級レンズが破損したのは大きい。
朝から萎え萎えしていると大浦天主堂についた。
カメラ本体が無事だったので別のレンズを装着してこの日はなんとかすることに決定
国宝 大浦天主堂
見た目はコンクリ…ですが内部はかなりすごいそうですね
カメラの一件があったので内部まで見学はしませんでした
ああ悲しい
この後はすぐ隣りにあるグラバー園へ
グラバー園はイギリス人グラバーさんの邸宅
グラバーさんは開国した日本に来た商人の一人で、長崎港の建設や炭鉱の経営にも関わったそう
邸宅の規模、西洋建築などから
当時のスーパーお金持ちの生活を想像することができる
100年以上前にこんな生活ができていたとは…
日本じゃないみたい
グラバー園からの眺め
長崎港には豪華客船「Quantum of seas」
が停泊中
地中海クルーズで有名なロイヤルカリビアンインターナショナルの船で内部には「よみうりランド」を凌ぐプールがあるらしい
ということで、急遽見たことのない船を見に行くことに
なんだ マンションか
近くで見過ぎるとなにがなんだかわからない!
遠くから一枚。
流石に2月の長崎でプールに入ってる人はいなかったわぁ
長崎港のあとはオランダ坂へ
(奥にいるのはナッシー??)
このオランダ坂…私が今まで訪れた観光スポットワーストに入りそうwww
歴史ある坂なのだろうけど
イマイチよくわからない場所にあり、かつ女子大の通学路になっている
しかもどこまでが坂なのかがわからない
この日は、たまたまこの奥にある活水女子大学の卒業式だったようで、地元テレビ局が取材をしていた。
卒業生の方々がワイワイガヤガヤするなか、首からカメラをぶら下げて、坂の写真を撮っているのはあまりよろしくないんじゃないかなと思い…
撤収。
この後はすぐ近くにある
「長崎新地中華街」へ
横浜の中華街のような雰囲気だけど距離が短い印象
いや長崎まで来て中華食うの!?
と思い、昼飯は長崎駅で牛タンを…
(まだ中華のほうが良かった?)
どうでしょうこの中華街
中華街と言えど長崎ちゃんぽんの店とか
蕎麦屋とか、定食屋とか…
ワールドワイドな感じがする。
そして極めつけの「喫茶 どん底」…
すごい気になる…
長崎駅で牛タンを食ったあとは
市電に乗ってで長崎平和公園へ
もともとここは刑務所だったらしく、足元には刑務所時代のレンガの基礎が一部残っている
原爆の式典もこの広場で行われる
この日も多くの観光客が来ていた。
公園のすぐ横の崖には、防空壕が残っている。
一通り長崎を回った…
ところでなにか忘れているような
出島があったwww
ということでまたまた市電に乗り、出島電停へ。
教科書で習った出島の形は長崎の地図には見当たらない
というのも出島ははるか昔に陸地の埋め立てによって島じゃ無くなっていたwwww
いまは出島だったところが博物館になっている
出島の中を歩く
いろいろ工事中だった
ところどころ内部が公開されていて当時の生活がわかるようになっている。
ここはオランダ商人の部屋
オランダから来た船の船長がオランダに帰るまでの間滞在する部屋だそう。
畳にベッドである。
そしてそして展示物
言わずと知れた解体新書である。
(ちなみに複製)
西洋医学もここ長崎が発祥なのかもしれない
東インド会社のマークが入ったお皿
伊万里焼だか唐津焼かは忘れてしまったが日本で作られた皿らしい
これだけ親密な貿易があったことがわかる
この時代の主な輸出品は絹、銀だったそうで
輸入品は砂糖
だったそう
輸出した銀、絹はほとんどがオランダに帰るまでにインド・インドネシア周辺で売られ、日本のものがヨーロッパで流通することは稀だったそう。
オランダ人賢いなと思った。
しかし砂糖を輸入していたとは…
これにて長崎探索は終了
ホテルに戻る前に1日お世話になった長崎市電を撮った
路面電車が走る街もいいなぁ
と思った。
10日目はこれにて終了。
いよいよ旅も折り返し地点に
次回【西日本1周11日目】弥生時代
へ続く
お楽しみに
【西日本1周9日目】雨の熊本、晴れの長崎
2016/03/09
天気:熊本市→雨
未明に降り始めた雨がだんだん強くなっていくのがホテルの部屋からわかる
熊本市内で観光ようと色々予定していたものの、この雨じゃ…
と、言う訳で
まずは熊本城に行くことに
市電に乗って熊本城(市役所前電停)に着くと雨と風が強まって入り口にいくまでに傘が意味ないくらい濡れる始末
おまけにリュックとカメラバッグもびしょびしょー
そして靴も…
朝から全身びしょ濡れはさすがに萎える
大雨の中撮れた熊本城
天守を撮れた写真は3枚ほど…
まずは本丸から見ていくことに
ここで大名と家来が面会したのかな
装飾がすごい
金ピカじゃないか!
しかもこの奥のふすまには隠し部屋があり、加藤清正公の身に何かあろうとしたら
おりゃーーーっと家来が出てくるらしい
またふすまには鍵もついていて当時としてはセコムとアルソックの並列運用並みのセキュリティだったようだ
天井にも装飾が…
この花は全て違う花が描かれている
他の城にはあまり見られない装飾
こう綺麗な装飾を見るといくら掛かったんだろうと思う
熊本城本丸の再現模型
模型で見ても規模の大きさが伺える。
こうして本丸の見学を終えると、何やら団体様御一行が…
台湾だか中国だかの人たちがこの雨のなか大勢来ていた
この混雑では天守見学もゆっくりできないだろう&雨に濡れて萎えていたアレもあって
熊本城は天守を見学せずに撤収することに。
うん 仕方ない 晴れた日にまた来ようと決めた。
熊本城を出た後はホテルに戻り、荷物を回収
熊本駅の吉野家で早めの昼飯を食い、その足で鹿児島本線に乗車。
予定を変えて鹿児島本線、長崎本線で長崎へアプローチすることに決めた。
島原を探索した後に島原鉄道で諫早経由で長崎へ向かう予定だった。
島原も晴れていれば雲仙岳の展望と湧水の街を探索できたのだが、この天気ではそうも行かない
12:03 330M 普通 鳥栖行き 熊本発
しばらく鹿児島本線に揺られた
(睡眠)
13:38 鳥栖到着
鳥栖は駅前に大きな競技場があった
サッカーの一戦でも見ればよかったが笑
生憎鳥栖も雨である。
鳥栖から長崎本線経由の長崎行きは本当に本数が少なく、朝7時に長崎行きが行ったと思いきや
次の長崎行きは12時台、14時台、16時台となる
完全なる学生輸送路線だ
この時間は多くの方は佐世保線、大村線経由で長崎に向かうことを余儀なくされる。
この経路で普通列車で長崎へ向かうには、佐世保あるいは早岐での乗り換えが必要だ
ある意味日中に鳥栖から長崎まで乗り換えなしでいけるのはラッキーなのだ
13:50 2857M 普通 長崎行き 鳥栖発車
鳥栖を出て暫く経つと雨が止んで時折青空が見え始めた
まだどんよりとした雲が残るが、雨が上がったことは大きい
また車窓は田んぼから海岸へと変化し、有明海が見渡せるようになった。
有明海といえば海苔や干潟でスキー板みたいなやつで漁するやつ(わすれた)
が有名だ
内海の特徴とも言える穏やかな海だった。
諫早につく頃になると雨は完全に上がり、日が差し始めた。
特急に抜かされ、特急とすれ違う
対向列車も特急がほとんどだった。
また車内の乗客も高校生が数人と地元の方がほとんどで乗車率的には10%にも満たないほどだった。
途中肥前大浦駅手前で車掌が巡回・検札にやってきた。
ドヤ顔で18切符を見せる(もう結構慣れてきた)と車掌は次の乗客へと向かった。
長崎本線の日中の検札は信号所での特急退避中、あるいは駅間が長い区間で行われるようだ。
ちょうど干潮のようで干潟にはピチピチしてるやつがいっぱい居そうな感じがした。
小江駅。
ローマ字の「OE」が吐き気を誘っている。
諫早に着くと乗客が多く乗ってきた。学校の終わる時間とも重なるからだろう
16:57 長崎着
熊本からおよそ5時間
鈍行長崎本線の旅が終わった。
乗車区間の半分を寝て過ごしてしまった気がする…
長崎に着くと天気は完全回復していて夕焼けがみれた。
しかし低気圧が去ったあとの九州は西風が強かった。
とりあえずホテルに向かって荷物を置く
と同時に濡れた傘やらを干す。
3月の長崎と言えど、風が冷たいので耐寒装備に着替えたら長崎名物の「ちゃんぽん夜景」を見に行くことにした
長崎の夜景で有名なのは稲佐山展望台というところで
ここまでは長崎駅からバスで15分ほど乗ったところにあるロープウェイで山頂に向かう。
バスを降り、ロープウェイ乗り場に向かうとおじさんが立っていた。
「強風のためロープウェイは終日運休」
だそうです。
おじさんに代替ルートを聞くと、バスでも稲佐山展望台へ行ける模様
案内してもらったセブンの前のバス停から稲佐山へバスで向かうことにしました。
(バス代2倍かかった)
バスに揺られて20分ほどで稲佐山に着いた
バス停から展望台までは10分ほど坂道を登ってたどり着く。
帰りのバスの時間をチェックし、展望台へ向かった。
展望台からの景色は写真のほうが伝わるので文字での紹介は割愛
平日かつロープウェイが運休ということもあって、観光客はまばら
中国人も数人しかいなかった為、治安の良い長崎 稲佐山展望台であった。
流石に山の上ということもあって寒い寒い
バスの時間も近かったので ゆっくりできずに撤収
満足の行く写真が撮れたので良かった。
帰りも同じバスに乗り、長崎駅へ向かった。
混雑さえなければ、長崎駅から山頂まで安く(ロープウェイの半額以下)快適に稲佐山展望台へ向かうことができるので
バスで行くことをおすすめする。
ただバスの本数と、長崎駅前の系統の多さから便利なのはロープウェイかな
このあとは徒歩でめがね橋へ行き、写真を撮った。
夜のめがね橋もまたいいものだ。
海に近いからか、潮の満ち引きに敏感で、撮影しているとすぐに土手が水没した。
夜は水面近くには降りれないらしい
このあとラーメンを食べホテルに戻った。
9日目にして初のガッツリ雨に降られた1日だったが、夜の長崎の夜景は見事だった。
しかし寒い!
4日前は四国で半袖だったのに長崎はコートでも足りない!
この時期の旅は荷物が多くて大変だなと感じた。
おわり。
次回、【西日本1周 10日目】 長崎市内観光とカメラ
お楽しみに。
【西日本1周8日目】宮崎から鹿児島、鹿児島から熊本へ
2016/03/08(火)
天気:晴れ時々曇り
朝6時起床
まだまだ眠いですが、移動しなきゃ旅が始まらない!
当初の予定では
だったのですが、前日ホテルで時刻表をペラペラしていると1時間半遅く宮崎を出発しても到着時刻があまり変わらない
ことを知ったので、急遽プランを変更しました。
良かったよかった
6:30 まだ人がまばらな宮崎駅です。
宮崎 6:54発 普通 西都城行き乗車
途中南宮崎で少し止まったので下車印もらいました
都城まではかなり霧が濃く、これ電車止まっちゃうんじゃ…
と思ったのですが、どの駅も定刻どおり発車していきました。
都城 7:59着
都城駅です。吉都線で吉松に行けばもっと早く熊本へ抜けられるのですが、桜島を見たいので鹿児島まで行きます。
鹿児島中央行き乗車。
この硬い(木で出来てる)椅子にも慣れました。
乗り心地は悪く無いですよ
8:24都城発
この頃には霧も晴れてきたのですが…
鹿児島に近づいても桜島がなかなか見えてこない。
見ている方角はあっているはずなのに見えない…
目視で桜島を確認できないまま、鹿児島駅につきました。
鹿児島 10:01着
ここ鹿児島駅から徒歩で「城山公園」に向かいます。
Google Mapだと鹿児島駅から徒歩31分(2.1km)
まあ余裕だろうと思っていたのですが…
城山というだけあって「ガチな山」でした
バスもあったのですが、市営バスのみなので時間が読めない
しかも鹿児島に滞在できるのは僅か2時間1分
半ダッシュで城山へ登山しました。
鹿児島駅から城山公園への道は、鹿児島本線沿いには歩道があるのですが、ヘアピンカーブ区間に入ると車道を歩くことになります。
この地図を見ると山道というか登山道っぽいのが別にありそうですが、現地には標識が少なく、あまりおすすめしません。(鶴丸城跡の奥から登れそう)
というわけで汗ダラダラさせながら城山公園展望台へやってきました。
そしてやっと見えたで桜島
日豊本線から桜島が見えなかったのはこの海に浮かぶ雲のせいだったんですね。
桜島をゆっくり眺める暇もなく
城山公園展望台をあとにします。
展望台に向かう途中にバス停があり徒歩で下るよりは早かったので途中の城跡までバスで移動
この時点で11時…
市役所前の電停から鹿児島中央駅に向かおうとするも…
乗った路面電車がまさかの駅方向には行かない系統
次の路面電車を待つ時間もなさそうだったので新屋敷電停で降りてナポリ通りを歩くことにしました。
とりあえず乗っちゃえ理論は路面電車には通用しませんでした…
鹿児島中央駅に着いたのが11時25分
本来であれば駅近くのラーメン屋で1杯平らげているとこでしたが
この旅で乗り遅れは禁物なので仕方なくコンビニ飯にしました。
前回鹿児島に来た時は指宿に行ったのですが、鹿児島市内をあまり歩けなかったので
まあ2時間だったけど桜島が見れたので良し
鹿児島中央駅の写真をとって電車に乗ります
鹿児島中央 12:02発
6938M
隼人 12:39着
隼人駅に着きました。
鹿児島から熊本へは肥薩おれんじ鉄道を使うのが最短距離なのですが
肥薩おれんじ鉄道は青春18切符が使えないので隼人から肥薩線経由で熊本へ行きます。
隼人 12:57発
2930D
吉松 13:59着
途中の表木山駅にて
人家のまばらな山間を抜けて肥薩線は走ります。
途中の嘉例川駅にて
肥薩線には多くの古い駅舎が残っていてここ嘉例川駅もその一つです。
特急はやとの風に乗ると木造駅舎のある駅でしばらく停車してくれるのですが、普通列車は降りる間もなくスルー
天気もよく乗っていて気持ちいいです。
途中の大隅横川駅
ここもいい木造駅舎です。
吉松の手前で大きな川を渡りました。
この川は川内川(せんだいがわ)といい九州で2番目の規模の川です。
吉松駅到着
吉松駅はこのあたりでは珍しく有人駅で構内がかなり広い
もともとは肥薩線(旧鹿児島本線)の難所の最前基地として栄えた駅でその昔は蒸気機関車がたくさんいたそうです。
この肥薩線は鹿児島本線(現肥薩おれんじ鉄道)よりも前に開業しました。
普通鉄道路線は勾配が少ない平地に線路を敷くものですが、熊本から鹿児島へ向かう線路を海岸沿いに作ると、当時戦時中だったこともあり海上から攻撃を受けやすくなります。
そのため鹿児島本線が開業するまで熊本から鹿児島へのメインルートはここ肥薩線でありました。
数々の難工事で多数の犠牲者がでたそうです。
吉松駅を出て左に小さな小屋があり
肥薩線の歴史がわかる博物館になっています。
更に吉松駅にはSLが保存されています
なんと運転室も見れるサービス付き
ほかの博物館ではなかなか見れません
1時間ほどの時間を吉松駅前の博物館で過ごし駅に戻りました
吉松から人吉へは「しんぺい4号」に乗ります
15:16 吉松発 普通「しんぺい4号」
1256D
16:35 人吉着
人吉まではボックスシートを独り占め
指定席を取っておいたのですが向かい側のお客さんがいなかったので…
客室乗務員さんにパンフレットと乗車記念スタンプ台紙をもらいました。
しんぺい号に乗るなら C・D席がおすすめ。
C・D席からは日本三大車窓を眺めながら旅行できます。
(A席だったー残念)
列車は真幸駅に到着
ここで進行方向が変わります。
勾配が急なところはスイッチバック方式で進みます。
真(しん)の幸せと書いて真幸駅
100年以上前に作られたとは思えないですね
そういえばここは宮崎県でした
ちゃっかり宮崎に戻った~
観光列車ということもあり少々停車時間があるので写真撮影タイムです。
この日はツアー客がたくさんでした
またまた写真撮影タイムです。
この日は曇って見えませんが九州の名山韓国岳も見れるそう。
すげえ景色=難工事
ここに鉄道を通すことがどれだけ大変だったかがこの景色をからわかる気がします。
続いて列車は矢岳駅へ
3駅で3県を跨ぐのは珍しい?
ここ矢岳駅には人吉市SL資料館がありD51が展示してあります。
SLは吉松で十分見せてもらったので人がいなくなった駅舎を撮影
昔は有人駅だったそうです
窓口の跡がありました
遥か下にみえるのが大畑駅です。
あそこまでループ線を通っていきます。
一旦スイッチバック…
やっと大畑駅に到着
大畑駅は名刺だらけ!
そういえば釧網線の北浜駅にも名刺がたくさん貼ってありました
ちょっと見てみると大手銀行…大手食品メーカー…ツアー会社などなど…
大手で働く人だけが貼るのかここに貼ると大手に行けるのか…
駅舎から見たホーム
人吉では1時間ほど待ち時間があったのですが1時間というのは
本当に微妙な時間で温泉でひとっ風呂浴びるには短く、
飯屋を探して飯を食うにも短く、
暇つぶしがてらふらふら歩くにはちょうどいい時間です。
ってわけで人吉駅前を歩く…
特に何かあったわけではありませんでしたが、コンビニを見つけたのでお菓子を買って駅に戻り食べてました。
荷物が多く歩きまわるには不自由な上乗り遅れは許されないので実質40分程度の散歩でした。
まあ仕方ない…いつかゆっくり来よう。
そうして人吉から八代行きに乗りました。
人吉 17:30発
1234D
八代 18:54着
人吉から八代までも「しんぺい号」と同じ車両でした。
車庫に戻る列車をそのままお客乗せたみたいな感じです
指定席券がいらないのでまたまたボックスシート独り占め。
途中の坂本駅。
(坂本ですが?)
そして八代駅に着きました
八代では乗り換え時間が僅かだったので写真撮影タイムがナッシング。。。。
八代18:55発
5362M
熊本19:33着
熊本駅に着きました。
熊本は駅前にホテルを取っておいたのでまずは荷物をおいて…
熊本の繁華街にある馬刺しが有名な店で馬刺しを食べました
うー癒やされるぜ~~
ホテルに戻ろうと歩道橋を渡っていると向こう側になにやら城が!!
熊本城がライトアップされていました
というわけで…
行くしか無い!
入城口に行ってみるも
この時点で21時半
お城が開いているわけでもなく…
石垣を撮って撤収…
とおもいきや
そういえば熊本市役所の展望台が開いている!
熊本市役所の展望台はありがたいことに22時まで開いています。
そこからライトアップされた熊本城を撮りました。
お城のライトアップ…かっこいいですね
このあとはホテルに戻り翌日の移動に備えて寝ました。
なんとなんと明日(3月9日)は大雨の予報
熊本城は見れるのか!?
ということで次回に続きます。
次回
【西日本1周9日目】雨の熊本、晴れの長崎
お楽しみに。