旅はボックスシート。

しぜんの ちからって すげー!

熊野古道の旅

2019.3.29 晴れ

 

ひかり493号に乗り名古屋駅で下車。

通勤時間帯かつ春休みということもあり、新幹線改札内は混雑している。

 

一度新幹線改札を出て、在来線のホームへ向かう。

名古屋駅から特急南紀1号に乗り、紀勢線多気駅を目指す。

3001D ワイドビュー南紀1号 名古屋8:05→多気9:23

ワイドビュー南紀はその名の通り「窓が大きい」のがセールスポイント

 

途中、津や松阪に停車し参宮線との分岐駅多気で下車。

多気から普通列車伊勢市駅へ向かった。

 天の岩戸へ

伊勢市駅でレンタカーを借り まずは天の岩戸を目指す

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杉の巨木の森の中に突如現れるのが天の岩戸

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人ひとりが入れるくらいの岩穴から水が湧いている。

ここ天の岩戸は伊勢神宮にも関わりがあるとのことで、昔からお伊勢参りのついでに訪れる人も多い

 

残念ながら水は生で飲めないそうだが、お腹こわす程ではない(ちょっと飲んだ)

 

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 天の岩戸のすぐ手前にあるのがオオシマザクラ

3月下旬 ソメイヨシノより少し早く満開となる。

この桜は花と葉が同時に出るのが特徴。

桜並木もきれいだが、田舎の1本桜も美しい。

 熊野へ

いよいよ伊勢路から熊野路へ入った。

まずは世界遺産にも登録されている鬼ヶ城

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ここ鬼ヶ城坂上田村麻呂が鬼と恐れられていた海賊をやっつけたというお話も残る

昔から有名な観光名所

その景色と地質学的希少価値が認められ、昭和の観光ブームで一躍人気観光地となった。

というのもここ鬼ヶ城はまさに鬼の居城のような自然造形で、他では見られないような景色を楽しむことができる。

それでは、刮目せよ!

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まず現れるのがこの門

これが自然造形かは定かではないが、入り口から鬼の居城感満載である。

そして迎えてくれる広場がまた凄い

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千畳敷と呼ばれるこの広場

そろそろ崩れてきそうなくらい波に侵食されている。

平時はここまで波が届くことはないが、歴代の台風や高波の浸食作用でこうなったのであろう。

 

ここで感動していてはまだ甘い 奥が深いぜ鬼ヶ城

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ここを歩けと言うのですね…!

ご丁寧に手すりや階段が整備され、下さえ覗かなければテクテク歩ける

 

偉大なる先人達に感謝!

それにしてもこの穴ボコだらけの岩…凄いけど不気味。

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差詰め シルバニアファミリー 岩の上の大きなお家といったところだろうか。

すべての穴にシルバニアファミリーを差し込めばそれはそれですごい景色なんだろうけど

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現在進行形で侵食が進んでいるところ故

昨年の台風でかなりの被害を受けたようだ。

 

グレーチングの仮橋などで補修が完了し、全区間歩けるようになったのはほんの2ヶ月前だそうだ。

恐るべし鬼ヶ城

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駐車場から鬼ヶ城を往復すると全部で1時間半ほどかかるが、どこを見ても穴ボコだらけの岩

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半分を超える前に集合体恐怖症になりかけている。

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いくら自然の造形とは言え、これはさすがにキモすぎる!

きもーいと何度も言いながらも、日記の材料だ…と言い聞かせ写真撮影

 

さすがにキモすぎる

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防波堤が見えてくると鬼ヶ城も終盤

見えている町並みは熊野市

夏になると花火大会が開かれる街だ。

熊野灘には小石でできた七里御浜が延々と続く。

 

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帰りがけに半洞窟から熊野灘を眺めた一枚。

 

この日はここで夕日を迎え、このあとは和歌山県新宮市に宿泊した。