熊野古道の旅2
2019年3月30日 7:45 天気:くもり
那智大社
まだお土産屋さんも開店前で観光バスも来ていないのでゆっくり神社を回るにはちょうどいい。
階段を下ると正面に大きな滝が現れる。
落差日本一と言われる那智の大滝だ。
ここ飛瀧神社は滝が御神体の神社で、熊野詣の目的地とされている。
滝壺近くへはお布施が必要で、数百円払う。
那智の大滝はその文化的価値はもちろん評価されるべきだが、自然的な価値もそうとうなものだ。
よく見ると滝の上部にしめ縄があり、あそこに人が行ったことを示している。
飛瀧神社を出てすぐの右手にある階段をのぼり、那智山青岸渡寺を目指す。
ここ那智の大滝には神社と寺院が隣接している。
よく見る写真「三重の塔と那智の大滝」
天気が良くないのは残念だが、桜のシーズンだったので風景に彩りがある。
遠景
熊野那智大社は不思議な「神社」で、神社でありながら「お清めの護摩木」
があったり、寺院でいう線香をたてるとこがあったりする。
後日ブラタモリで知った情報によると、昔は神社と寺院がつながっていたそうだ。
熊野詣の旅人たちはここに訪れて「2倍」の御利益を得て帰っていったのだろう。
熊野本宮大社
熊野那智大社から車で1時間ほど
熊野三山といえば
熊野速玉大社(新宮市)
の3大社を指す。
もともと3つは別々の神社だったそうで、熊野詣ブームにより3大社を巡ることが多くなったそうだ。
残念ながら境内の大部分は撮影禁止だった。
観光バスがひっきりなしに訪れ、熊野詣の人気っぷりが垣間見えた。
駐車場付近の桜
見頃はまだまだだが、1本ポツンとたつ桜が美しい。
ホイホイ坂林道
和歌山には不思議な名前の林道がある。
その林道を走破すべく、旧本宮町 静川へ
里山の一本桜が美しい。
旧静川小学校(廃校)
板張りの校舎が残っている。
ホイホイ坂林道に行く手前、静川の集落を抜けて2kmほど走ったところで通行止めの標識
簡易バリケードで塞がれていた。
バリケードの先では洪水により道が侵食されていた。
ここも桜が美しい。
山でよく見るこの看板
山火事注意のリス なんて名前なのかな
ホイホイ坂林道を断念し、川湯温泉へ
全国色々なところに川湯温泉があるが、和歌山の川湯温泉は千人風呂が設置されることで有名。
シーズンはすぎていたが、河原の湯船は残っていた。
河原を掘れば温泉が湧いてくるここは手作り温泉が作れる。
湯の峰温泉
ここ湯の峰温泉は世界遺産の温泉「つぼ湯」があることで知られている。
写真のつぼ湯は予約制。
残念ながら当日は予約客でいっぱいだった。並んでいた夫婦に聞いたところ2時間待っているそうだ。
日帰り入浴施設の公衆浴場で我慢した。
42度前後の温泉はこれでも加水して冷ましている。
浴室に石鹸等はなく、カランもお湯(温泉)と水をまぜて自分で調整する仕組み。
汗を流すつもりが汗をかいてしまった。
河原には温泉たまごが作れるような設備がある。
国道425号
道の駅十津川郷に立ち寄り、道の駅名物のこんにゃくを食べた。
そのあとは酷道425号へ
五條市は75kmとあるが、残念ながら途中で通行止めのため走破できない。
この大野出合橋は吊橋。通行止めになっていたが流石に怖すぎる。
国道シニゴーとも言われる425号
おにぎりに海苔がついている。
十津川村 21世紀の森で425号は通行止め。
少し戻り林道へ迂回する。
葛川隧道
国道169号・311号・42号を経由したのち、この日の目的地尾鷲に向かった。