旅はボックスシート。

しぜんの ちからって すげー!

熊野古道の旅2

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2019年3月30日 7:45 天気:くもり
那智大社

朝7時台 那智の滝のある飛瀧神社はガラガラ

まだお土産屋さんも開店前で観光バスも来ていないのでゆっくり神社を回るにはちょうどいい。

 

 

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階段を下ると正面に大きな滝が現れる。

落差日本一と言われる那智の大滝だ。

ここ飛瀧神社は滝が御神体の神社で、熊野詣の目的地とされている。

滝壺近くへはお布施が必要で、数百円払う。

那智の大滝はその文化的価値はもちろん評価されるべきだが、自然的な価値もそうとうなものだ。

よく見ると滝の上部にしめ縄があり、あそこに人が行ったことを示している。

飛瀧神社を出てすぐの右手にある階段をのぼり、那智山青岸渡寺を目指す。

ここ那智の大滝には神社と寺院が隣接している。

 

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よく見る写真「三重の塔と那智の大滝

天気が良くないのは残念だが、桜のシーズンだったので風景に彩りがある。

 

 

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遠景

 

 

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那智山青岸渡寺

 

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熊野那智大社

 

熊野那智大社は不思議な「神社」で、神社でありながら「お清めの護摩木」

があったり、寺院でいう線香をたてるとこがあったりする。

 

後日ブラタモリで知った情報によると、昔は神社と寺院がつながっていたそうだ。

熊野詣の旅人たちはここに訪れて「2倍」の御利益を得て帰っていったのだろう。

 

熊野本宮大社

 

 

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熊野那智大社から車で1時間ほど

和歌山県田辺市熊野本宮大社はある。

 

熊野三山といえば

熊野本宮大社田辺市

熊野那智大社那智勝浦町

熊野速玉大社(新宮市

の3大社を指す。

もともと3つは別々の神社だったそうで、熊野詣ブームにより3大社を巡ることが多くなったそうだ。

 

 

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残念ながら境内の大部分は撮影禁止だった。

観光バスがひっきりなしに訪れ、熊野詣の人気っぷりが垣間見えた。

 

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駐車場付近の桜

見頃はまだまだだが、1本ポツンとたつ桜が美しい。

 

ホイホイ坂林道

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和歌山には不思議な名前の林道がある。

その林道を走破すべく、旧本宮町 静川へ

里山の一本桜が美しい。

 

 

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旧静川小学校(廃校)

板張りの校舎が残っている。

 

 

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ホイホイ坂林道に行く手前、静川の集落を抜けて2kmほど走ったところで通行止めの標識

簡易バリケードで塞がれていた。

 

 

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バリケードの先では洪水により道が侵食されていた。

ここも桜が美しい。

 

 

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山でよく見るこの看板

山火事注意のリス なんて名前なのかな

 

 

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ホイホイ坂林道を断念し、川湯温泉

 

全国色々なところに川湯温泉があるが、和歌山の川湯温泉は千人風呂が設置されることで有名。

シーズンはすぎていたが、河原の湯船は残っていた。

河原を掘れば温泉が湧いてくるここは手作り温泉が作れる。

 

湯の峰温泉

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ここ湯の峰温泉世界遺産の温泉「つぼ湯」があることで知られている。

写真のつぼ湯は予約制。

残念ながら当日は予約客でいっぱいだった。並んでいた夫婦に聞いたところ2時間待っているそうだ。

 

 

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日帰り入浴施設の公衆浴場で我慢した。

42度前後の温泉はこれでも加水して冷ましている。

浴室に石鹸等はなく、カランもお湯(温泉)と水をまぜて自分で調整する仕組み。

 

汗を流すつもりが汗をかいてしまった。

 

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河原には温泉たまごが作れるような設備がある。

 

国道425号

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湯の峰温泉のあとは奈良県奥座敷 十津川温泉郷へ向かった。

道の駅十津川郷に立ち寄り、道の駅名物のこんにゃくを食べた。

そのあとは酷道425号へ

五條市は75kmとあるが、残念ながら途中で通行止めのため走破できない。

 

 

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走っていると十津川村 村道に出会った。

この大野出合橋は吊橋。通行止めになっていたが流石に怖すぎる。

 

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国道シニゴーとも言われる425号

おにぎりに海苔がついている。

 

 

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十津川村 21世紀の森で425号は通行止め。

少し戻り林道へ迂回する。

 

 

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葛川隧道

 

国道169号・311号・42号を経由したのち、この日の目的地尾鷲に向かった。

 

熊野古道の旅

2019.3.29 晴れ

 

ひかり493号に乗り名古屋駅で下車。

通勤時間帯かつ春休みということもあり、新幹線改札内は混雑している。

 

一度新幹線改札を出て、在来線のホームへ向かう。

名古屋駅から特急南紀1号に乗り、紀勢線多気駅を目指す。

3001D ワイドビュー南紀1号 名古屋8:05→多気9:23

ワイドビュー南紀はその名の通り「窓が大きい」のがセールスポイント

 

途中、津や松阪に停車し参宮線との分岐駅多気で下車。

多気から普通列車伊勢市駅へ向かった。

 天の岩戸へ

伊勢市駅でレンタカーを借り まずは天の岩戸を目指す

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杉の巨木の森の中に突如現れるのが天の岩戸

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人ひとりが入れるくらいの岩穴から水が湧いている。

ここ天の岩戸は伊勢神宮にも関わりがあるとのことで、昔からお伊勢参りのついでに訪れる人も多い

 

残念ながら水は生で飲めないそうだが、お腹こわす程ではない(ちょっと飲んだ)

 

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 天の岩戸のすぐ手前にあるのがオオシマザクラ

3月下旬 ソメイヨシノより少し早く満開となる。

この桜は花と葉が同時に出るのが特徴。

桜並木もきれいだが、田舎の1本桜も美しい。

 熊野へ

いよいよ伊勢路から熊野路へ入った。

まずは世界遺産にも登録されている鬼ヶ城

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ここ鬼ヶ城坂上田村麻呂が鬼と恐れられていた海賊をやっつけたというお話も残る

昔から有名な観光名所

その景色と地質学的希少価値が認められ、昭和の観光ブームで一躍人気観光地となった。

というのもここ鬼ヶ城はまさに鬼の居城のような自然造形で、他では見られないような景色を楽しむことができる。

それでは、刮目せよ!

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まず現れるのがこの門

これが自然造形かは定かではないが、入り口から鬼の居城感満載である。

そして迎えてくれる広場がまた凄い

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千畳敷と呼ばれるこの広場

そろそろ崩れてきそうなくらい波に侵食されている。

平時はここまで波が届くことはないが、歴代の台風や高波の浸食作用でこうなったのであろう。

 

ここで感動していてはまだ甘い 奥が深いぜ鬼ヶ城

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ここを歩けと言うのですね…!

ご丁寧に手すりや階段が整備され、下さえ覗かなければテクテク歩ける

 

偉大なる先人達に感謝!

それにしてもこの穴ボコだらけの岩…凄いけど不気味。

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差詰め シルバニアファミリー 岩の上の大きなお家といったところだろうか。

すべての穴にシルバニアファミリーを差し込めばそれはそれですごい景色なんだろうけど

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現在進行形で侵食が進んでいるところ故

昨年の台風でかなりの被害を受けたようだ。

 

グレーチングの仮橋などで補修が完了し、全区間歩けるようになったのはほんの2ヶ月前だそうだ。

恐るべし鬼ヶ城

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駐車場から鬼ヶ城を往復すると全部で1時間半ほどかかるが、どこを見ても穴ボコだらけの岩

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半分を超える前に集合体恐怖症になりかけている。

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いくら自然の造形とは言え、これはさすがにキモすぎる!

きもーいと何度も言いながらも、日記の材料だ…と言い聞かせ写真撮影

 

さすがにキモすぎる

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防波堤が見えてくると鬼ヶ城も終盤

見えている町並みは熊野市

夏になると花火大会が開かれる街だ。

熊野灘には小石でできた七里御浜が延々と続く。

 

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帰りがけに半洞窟から熊野灘を眺めた一枚。

 

この日はここで夕日を迎え、このあとは和歌山県新宮市に宿泊した。

 

道東をはしる

2017年9月5日 7:30

天気:東京 くもり

        釧路 はれ

 

旅の始まり

今回の旅の始まりは羽田空港

朝7時は東京から各地へ向かう飛行機の離陸ラッシュで大勢の旅客がターミナルを行き交う。

 

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定刻7:45 羽田発のAIRDO 071便はB737型での運航

この日の目的地「釧路」へ向けて飛行機が移動を開始した。

 

 

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離陸直後 眼下に東京ディズニーリゾートがみえる

この日は低く垂れ込めた雲が広がっており、時折隙間から見える関東平野が少し幻想的に見える。

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離陸後は千葉県北東部を通り、関東地方を北上する飛行ルートをとった。

遠く雲の向こうに見えるのは言わずとしれたシンボルであった。

 

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離陸して30分ほど経てば、眼下には大きな湖が

かつて日本初の本格的水力発電で、東京のエネルギーを支えた猪苗代湖である。

 

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猪苗代湖から20分ほど飛行すると、航路を太平洋側に変えた

眼下には特徴的な海岸線 「リアス式海岸」がみえた。

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8:59 ついに北海道が姿を現した。

細長く突き出た岬は襟裳岬 

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着陸直前 9:15 遠く森の向こうに斜里岳が見える。

東京とは打って変わって釧路はいい天気だ。

 

早速 道東をはしる

9:30 釧路空港 着

予約の段階では、霧による欠航を心配していたがこの日の釧路は雲ひとつないいい天気だった。

 

気温も丁度よく、早くも秋らしさが感じられる北海道であった。

 

釧路空港からは、レンタカーに乗り道東を初ドライブ

まずは釧路空港から車で40分ほど「北斗台展望園地」へ向かった。

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駐車場にくるまを止め、笹地のウッドデッキを歩く

あまりにも人気がなく、クマがいるんじゃないか・・・と恐る恐る進む

 

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目の前の景色が開けた

ここが日本一地価の安い土地「釧路湿原」である

果てしなく広がる湿原に特に名物はないが、見渡す限りの緑の平地は関東に住んでいては、なかなか見れない。

 

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望遠レンズを使って景色を切り取ってもこの様子

釧路湿原を開けた高台から見れる場所は、以外にも少ないそうだ

 

20分ほどで湿原を満喫したあとは、車を北へ走らせる。

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鶴居村の市街地を抜けると再び開けた景色が広がる。

北海道ならではの「矢羽根」も登場し、道路と自然が一体となった景色が流れる

 

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11:48 本日2つ目の目的地「900草原」に到着

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高台からは遠くまで広がる草原がみえた。

 

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景色が開けている道を走るのはとても気持ちいい

窓を開けてエアコンを消して、ラジオを流しながら走ればあっという間に目的地に到着

渋滞や信号待ちもほとんどない ストレスフリーな運転ができるのも広大な北海道ならでは

 

景色をもとめて

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12:54 900草原をあとにし、国道243号を経由して「美幌峠」へ

ここ美幌峠は美空ひばりさんの歌にも出てくる超有名な峠である!

 

美幌峠名物はずばり「東西で全く景色が異なること」

 

まずは弟子屈(みなみてしかが)町方面から振り返る

 

その前に弟子屈町カントリーサインをお届け

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これは屈斜路湖…ではなく摩周湖であろう。

残念ながら弟子屈町のシンボルには選ばれなかった屈斜路湖であるが、その素晴らしい景色は訪れた者のみ味わえる

 

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どうですかこの景色

眼下に見えるのは「屈斜路湖

そして左下には走ってきた国道がみえる

 

風がないこの日は、水面に空が反射してまるで鏡のようにみえた

 

 

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パラグライダーをやっている人を発見

ここは風が常時吹いているため、人気スポットのようだ。峠を境に接している美幌町カントリーサインは・・・

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なんだ そのまんまじゃないか…

 

では、続けて美幌峠からの美幌町側の景色をお届けする。

 

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弟子屈町側とは打って変わって「山…」である

 

笹地に映える枯れ木が冬の厳しい環境を思い起こす。

 

遠くの山の麓あたりが、ハッカとタマネギの街北見である。

 

 屈斜路湖の魅力は景色だけじゃない

 素晴らしい景色にお腹いっぱいになったところで南弟子屈のもう一つの自慢をご紹介しよう

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ズバリ「温泉」である!

屈斜路湖は火山が陥没してできたカルデラ

 

湖の周りは掘ればすぐ温泉が出るとも言われてる。

その温泉の一つが「コタン温泉露天風呂」

なんと湖まで1mの距離に湯船がある。

 

絶景ロケーションとアツアツ温泉

ここコタン温泉露天風呂は右が男湯、左が女湯となっているが、もはや区別など気持ち程度で丸見え状態

 

この日は誰もいなかったので遠慮なく浸かろうと思っていたが

お掃除の日だったらしく、60度以上の源泉を入れたばっかりだそう。

 

この源泉を屈斜路湖の水で加水してお湯を調整しているため、この日は熱すぎて入れなかった。

 

入れない分写真取ればいいよねってことで写真に収めた。

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温泉はここだけでは終わらない。

 

屈斜路湖には「砂湯」と呼ばれる場所がある。

なんともあからさまな名前で、大体想像はつくが…

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砂湯に到着

なんと看板を見ると

「岸辺の砂を掘ると源泉が出ます」

 

なんとなんと、ここでは誰でも源泉発掘家になれるのだ。

「そんなのショベルカーで掘らないと出ないんじゃないの?」

 

では早速掘ってみよう

 

 

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で…出ました…

 

ほんの20cmくらい掘ったところで源泉に当たりました!しかも暖かい!

なんだこれたまげたなぁ

 

ここなら誰しも自分が掘った温泉に浸かれるのでオススメ

 

自分で掘る自信がない人向けには

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足湯がありますので、ぜひこちらでお楽しみください。

 

ここでは湖畔に近づくことができ、ボートで遊ぶこともできます。

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見て掘って漕いで楽しめる 屈斜路湖

道東ドライブに是非組み込んでみてはいかがでしょうか。

 

火山にふれる

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14:38 場所は変わって川湯温泉 硫黄山

 

近づくにつれて硫黄の匂いが濃くなっていく

 

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ここは硫黄の一大産地として栄えた硫黄山

いたるところで地面から高温の蒸気が吹き出しており、そこの硫黄が析出している

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雄大な眺めから荒涼とした火山まで、景色の変化に富んだ道東を満喫した。

 

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このあとはログハウス風の駅舎が立つ川湯温泉駅へ

 

この駅は駅に足湯があったり、カフェがあったりと観光客向けにカスタムされた駅だ。

駅の歴史は以外にも古く、駅には昔ながらのホーローの看板もあった。

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列車の本数は少ないが、ゆったりのんびりした旅をするなら列車行くといいと思う。

 

バスを待つ間に足湯に浸かったり、駅前を歩いてみたりと車ではできない経験ができそうだ。

 

神秘の湖へ

 川湯温泉駅をあとにし、道道52号を経由して摩周湖へ向かった。

 

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まずは第3展望台からの眺め

 

ここ摩周湖は流れ出る川も、流れ入る川も無く

透明度が高いことから神秘の湖とも言われている。

噂では、巨大ザリガニがいるとか。

湖面に近づく道が一切ないので詳細な調査等が行われていないそうだ。

 

ここ第3展望台は駐車場と展望デッキのみというシンプルな構造

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摩周湖がどんなところにあるのかを間近で感じることができる場所だ。

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続いて向かったのが第1展望台

ここは観光バス対応の駐車場や売店、トイレ等があり

大概の観光客はここで摩周湖を眺める

 

摩周湖の全容はここから見えないが摩周岳と摩周湖をはっきり見ることができる。

 

 

夕日も傾き、日没が近づいてきた。

この日は釧路市内にホテルを取っておいたので、車で釧路市内へ戻る。

 

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途中釧路町標茶町カントリーサインを撮影し無事釧路市内へ戻った。

 

 

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旅の最後は釧路駅と幣舞橋(ぬさまいばし)を撮影し明日に備えることとした。

 

おわり

終着駅探訪 留萌本線 増毛駅

2016年11月4日

 

前日の11月3日に空路で道内に入ったのち、旭川に宿泊。

翌4日に旭川から留萌本線に乗って「終着駅 増毛」を目指した。

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旭川1300→深川13:18 2022M スーパーカムイ22号

旭川からスーパーカムイ22号に乗車し、深川で下車。

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ここ深川から旅が始まる。

 

深川1323→増毛1451 4927D

 

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いきなり秘境駅「北一已」

窓のないトタン張りの駅だが、一応整備はされている模様

降りてみたいところだが、旅の目的を果たすため今回は我慢。

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続いて「秩父別秩父別町の中心駅だが利用者は学生中心の模様。

この日も中学生数人がここで下車した。

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北秩父別駅はこの列車は通過した。

 

続いて石狩沼田駅

 

ここではかつて札沼線に乗り換えができたが、路線廃止により現在は留萌本線のみとなっている。

駅前には農業倉庫が並んでおり、ここから全国各地に農産物が届けられていたことが伺える。

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真布、恵比島駅無人駅にこまめに停車。

ここ恵比島駅NHKのドラマの舞台になった駅で、当時のセットが駅舎になっている。

 

かつて留萌本線を走ったSLすずらんもこのドラマに絡んだものだそう。

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列車は雪の積もる鉄路を淡々と進み、峠下に到着。

ここ峠下駅は付近に人家は無く、無人駅であるが交換設備があることもあり

長時間停車する重要な駅だ。

 

無論利用者がいてこその駅だが、当駅の乗車人数はかなり少ない。

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幌糠駅

一応住宅街にあるが、この列車で下車した人は0だった

北海道では一般的な貨車駅である。

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幌糠駅の隣の藤山駅

無人駅の割に珍しく木造建屋がある。

規模としては小さいが、立派な造りである。

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留萌駅の一つ手前にある大和田駅

留萌大和田ICの近くにあり、遠くにICが見える。

典型的な貨車駅でここの利用者も0であった。

 

一応留萌の市街地に近いがこの時間使う人はいない模様。

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瀬越駅

瀬越駅留萌駅からも程近く、市街地にあるので利用者が多いように思えた。

 

しかし実態は利用者0 バスなどの交通機関に流れている模様。

そもそも留萌市内の住民の流動性がかなり低いように感じる。

駅舎はコンクリート製のしっかりしたものがあるが、通気性が良さそうで眼の前の海から吹き付ける風を辛うじてしのげる程度であろう。

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礼受駅

幌糠駅大和田駅と同じ貨車駅

海からの海水を含んだ潮風に長年さらされているためか劣化が激しい。

集落にある駅のようだが利用者は0だった。

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阿分駅

阿分小学校の後にある駅。

かつては小学生の利用者もいたのだろうか、現在は小学校も閉校してしまい、町が寂しくなっている。

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信砂駅

信砂川の河口付近にある駅

海岸からは少し離れたところに駅がある。

踏切付近にプレハブの待合室があるが、この駅ももうすぐ役割を終える。

 

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舎熊駅

駅前は他の駅と比べて栄えているように見える。

駅前広場が広い。駅舎は礼受駅と同じタイプの貨車駅

駅から一直線に日本海が見える。

 

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朱文別駅

1両分のホームがある朱文別駅

住宅街のはずれにあるが利用者はほとんどいない。

 

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箸別駅

漁港近くにある駅

この日は時化で漁港も閑散としている。駅はもっと閑散としている。

終着駅の一つ手前の駅。

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終着駅 増毛駅

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ニシン漁で栄えた増毛町の中心駅

ニシンの減少と人口減少により、2016年11月をもって廃止された。

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駅舎は木造部分と増築部分からなり、増築部分はトイレになっている。

 

きっぷ運賃表

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旭川まで2160円 この値段ではとても家族で買い物に行く場所ではなさそう。

 

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駅前にある有名な風待食堂

風待とは、増毛より先までまだ陸路が発達していなかったとき、船で増毛より先に行くとき、時化が収まるのをここで待ったことからその名がついたそうだ。

駅にもどると乗ってきた汽車が折り返しの準備をしていた。

 

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「終着駅は始発駅」

途切れたレールはゴールでありスタートである。

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 ここから新たな旅が始まる。

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増毛を出るころには天気も回復し、前日の旭川の雪が嘘のような地面の乾燥具合。

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15:41 列車は再び留萌方面へと出発した。

 

増毛15:41→留萌16:11 4932D

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留萌駅に戻り、この日は留萌市内に宿泊した。

2016年12月からは終着駅の役割をここ留萌駅が担う。

まるでバトンを受け渡したかのように、増毛駅と同じ木製看板が留萌駅にもあった。

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95年という長い歴史がいとも簡単に終わってしまうと思うとどこか切ない。

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翌日の留萌は本格的に雪が積り始め、いよいよ最後の冬を迎えたように思えた。

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このあとは冷えたからだを温めるべく一路、定山渓温泉へと向かった。

 

 

 

おまけ

北海道デスティネーションキャンペーンイメージキャラクター

キュンちゃんと増毛駅

 

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【西日本1周19日目】金沢から岐阜へ

2016年3月19日(土)

天気:金沢 雨 / 富山 雨のち曇り / 岐阜 晴れ

 

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予報通りの冷たい雨のなか、兼六園へ向かった。

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まずは、おなじみのこの位置から。

 

琴柱灯篭という名がついていて誰しも1度は見たことがあるだろう。

 

ここ兼六園金沢城に隣接した庭園で、入り口がたくさんあるほど広い。

 

金沢城兼六園共に高台に位置しているため、背景に住宅やマンションを感じずに庭園歩きを楽しめる。

 

あめの兼六園

苔がまた美しい

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大きな松がある。

これは盆栽のように、根を魅せるために成長に合わせて土を徐々に削ったそう

 

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兼六園をあとに、金沢21世紀美術館へ。

有名なレアンドロのプール

ここは雨天だと屋外に出れないみたいで、雨が弱まった一瞬だけ開放されていた。

 

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そしてこのあとは、金沢駅へ戻り

イオンの中にあるお寿司屋さんでノドグロの刺し身を食べた。

これで2400円だったかな?

後悔はしてない。美味しかった。

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そして金沢駅に戻り、ひゃくまんさん

 

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金沢駅からはIRいしかわ鉄道、あいの風とやま鉄道を乗り継いで富山で一旦途中下車

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徒歩で富山城跡へ向かう。

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富山城まで歩いた。

ここは他の城と違って石の積み方が雑なような気がするが… こういう技法なんだろう

 

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富山といえば路面電車セントラム

どこかヨーロッパのような風貌の路面電車が行き交う。

黒い車体は他では見ない。逆に街に溶け込まない姿がカッコよく見える。

 

再び富山駅に戻り、高山本線に乗る。

改札口で青春18きっぷを提示すると「どちらに向かいますか?」

と一言。

 

ここ富山駅に乗り入れるJR線は高山本線だけ。

北陸本線は現在第三セクターのあいの風とやま鉄道になっているので、基本的に青春18きっぷが使えない。

 

駅員さんに高山本線経由で岐阜まで行くことを伝えると快く通してくれた。

 

富山1609→猪谷1701 862D 

 

富山から乗車した高山本線の猪谷行きは部活帰りの高校生が数十人乗っていたが、

そのほとんどは猪谷手前で下車した。

 

車窓からは、富山空港から離陸する飛行機がよく見えた。

 

17:01猪谷着

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ここからはJR東海の管轄になる。

 

 

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無人で木造の猪谷駅。

 

駅前に鉱山住宅が残るが閑散としている。

当時の繁栄を物語るかのような力強い猪谷駅の文字。

 

猪谷1715→美濃太田2111 1832D (高山から1728D)

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猪谷から車両がかわってJR東海の最新車両になった。

座席もゆったりでこれなら長時間の乗車も安心である。

なんせ目的地の岐阜までは5時間 

この日最大の長丁場をこの車両で過ごす。

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途中車窓左側はずっと川であった。

 

護岸工事がされていない生の川を見るのは久しぶりだった。

沿線には一部水力発電施設などがあり、水量が安定で豊富なことがわかる。

 

この川は神通川の支流の宮川で猪谷付近で神通川と合流する。

 

高山本線越中西街道とこの宮川に沿って走っており、かつては日本を縦断する路線としてさぞ栄えたであろう。

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途中、坂上駅で空腹に耐えかね富山で予め買っておいたますのすしを開けた。

 

ますのすしといえば笹と木桶に包まれたデカイやつが有名だが、

こうしたコンパクトサイズが旅には大変便利である。

 

もちろんこの箱の中に「箸、おてふき、ナイフ」が装備されている。

 

 

18:26 高山着

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高山で28分停車時間があったが、お腹も満たされたし駅は混んでるし

なので駅構内を歩いて席に戻った。

 

美濃太田 21:11着

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長旅も美濃太田で一旦終了。

 

ここから電車に乗り換え、岐阜を目指す。

 

美濃太田21:23→岐阜22:01 3758C

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岐阜についた。

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岐阜では駅から出てみた。

駅前広場が広い。そして金色の

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織田信長

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岐阜からは「ムーンライトながら」に乗車した。

岐阜22:59→東京505 9390M

 

夜行列車ではずいぶん良く眠れた。

 

翌日、3月20日の早朝に東京駅に到着し、そのまま家に帰った。

 

16泊20日の長旅であった。

 

この旅のレポートは以上。

 

【西日本1周18日目】関西から北陸へ

2016/3/18

 

天気:大阪・京都 晴れ /福井・金沢 曇り

 

この日は新大阪からスタート

まずは大津駅に向かい、琵琶湖を拝んだ。

 

 

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大津駅は北緯35度線と交わる駅らしい。

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ホームの端にレールを使ったモニュメントがあった。

このあとは

大津から近江今津を通り、湖西線経由で敦賀へと向かった。

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敦賀での乗り換え時間で駅前を歩いたが、普通の街だった。

 

もう少し海の方へ行くと色々あるのかもしれない。

このまま北陸本線で福井へ

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福井駅

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恐竜がたくさんいる。

 

駅にはDINOSAUR KINGDOM FUKUI の文字があり、

文字通り駅が恐竜王国になっていた。

 

訪問時(2016年3月)はまだ工事中だったので完成後の福井駅を見たい…

 

このあと接続の北陸本線に乗り、金沢へ向かった。

 

金沢に着く頃には雨が降り始め、予定を切り上げて駅前のホテルにチェックイン

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客室から新幹線と北陸本線がみえた。

 

 

よるは金沢ひがし茶屋街へ行き

 

数枚写真を撮ったあと8番ラーメンへ。

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金沢駅もてなしドームも撮影

 

 

 

 新幹線開業前は自動改札もなく、南側はガランとした駅だったが、新幹線開業を機に

大きな駅に生まれ変わった。

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この日の旅は以上。

久し振りの長距離移動+悪天候で疲れた。

御宿 小浦海岸レポート

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千葉県 御宿町にある小浦海岸のここ最近の様子について

2017.11.17

御宿町中心地から車で10分ほど

海洋生物環境研究所付近にその入口がある。

白砂と絶壁の異空間「小浦海岸」についてレポートを書いてみた。

 

まず、レポートをする上で各所で撮った写真と関連する場所を以下の地図に示した。

オレンジ線は徒歩ルート、点線は海岸へ抜ける道を示している。

 

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c1,c2のポイントは、NPO法人「御宿DE元気」が設置した看板をもとにプロットしてある。

また①~⑩の数字は各所で撮影した写真とリンクしている。

1.入り口から小浦隧道(仮称)まで

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道路からの入口には木製看板が設置されている。

比較的新しいもので、小浦海岸までのルートが大まかに記されている。

 

①小浦隧道掘割

2017.4月撮影

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西側坑口手前10mは掘割になっている。

倒木が頭上を横切るが徒歩では問題ない。

背の高い車は引っかかる可能性がある。

②小浦隧道西側坑口

2017.11撮影

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2017.4月撮影

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7ヶ月で特に変化はない。

上の写真は雨のあとなので坑口がぬかるんでいる。

丁寧に岩が切り取られているのがわかる。

この隧道には名前がないが、先輩方のレポートにならい「小浦隧道」とした。

長さ:50m(目視)

高さ4m(目視)

幅2.6m(目視)

③小浦隧道内部

2017.2月撮影

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2017.4月撮影

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内部は比較的乾燥しており、地面はよく踏み固められている。

断面はやや四角で、これは半円のトンネル上部を切り取ってできた形ではないかと推測する。

比較的硬い岩をくり抜かれており、大きな落石はないが、壁面上部の風化が進んでおり、落下している岩もあった。

④小浦隧道東側坑口

2017.4月撮影

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東側坑道口は乾燥しており、漏水もない。

上部に落ちてきそうな木があるが、かなり根を張っているようす。

隧道内写真中央にあるのは、洞内分岐で、2m行ったところで右(西側)に折れ曲がり、

その先は閉塞している。

先輩方のレポートには「海女さんが海へ抜けるための近道」とあるが、海とは反対方向に向かって掘り進められており、その説は微妙であろう。

仮設ではあるが、海女さんが着替えるスペースではなかったのかと考えた。

 

また、同じような洞内分岐が西側にもあるが、こちらも2m進んでトンネル中心(東側)へと折れ曲がっている。

こちらの内部は調査していないが、恐らく閉塞しているであろう。

 

雨の日のあとに行くと、東側坑口横の藪の中に水が流れているのがわかる。

 

隧道を抜けると道は南に屈折し、直線路で海岸にアプローチする。

藪が濃いため海を望むことはできないが、暫く歩くと波の音が聞こえる。

また、海に向かって左側の沼地は、なだらかな傾斜地になっており、かつてここが田んぼであったのではないかと考える。

⑤ 小浦海岸砂浜

2017.4月撮影 ⑤B

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2017.2月撮影⑤A

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小浦海岸の海岸部へと抜けた。

白い砂の堆積がみられる。

小浦海岸⑤は大きく2つのエリアに分けることができる。

⑤.トーチカ跡より南側「砂浜エリア」

 ⑤A 砂が堆積している「扇状地エリア」

 ⑤B 侵食が進む「南側海食崖エリア」

 

⑤Aエリアの様子

ここは、小川による浸食作用のためか、扇状地状に砂浜が広がっており、海からの漂流物と運ばれてきた砂の漂着エリアになっている。

2017年前半は砂浜への漂流物も少なく、きれいな白砂の海岸であった。

しかし、後半に関東地方を直撃した2つの台風の影響で、昆布類の茎や大木など

おおきな漂流物が多数見受けられた。

また、砂が以前より陸側に押されており、足を取られるほどであった。

現在はこの写真のようにきれいな砂浜は見ることができない。

また降雨後には⑤Bエリアの崖横に滝ができている。

2017.11月撮影

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⑤Bエリアの様子

2017.4月撮影

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2017.11月撮影

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2017.11月撮影

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奥の海食崖が剥がれ落ちている。

波の浸食作用が強く、数年で海蝕洞ができそうだ。

なお海食崖下部の地層は粘土質の粒が細かい堆積岩である。

硬い岩の間にある砂岩が波でえぐられ、縦型鬼の洗濯板のようになっている。

 

⑥トーチカ跡

⑥B 中央トーチカ

2017.2月撮影 6B

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2017.4月 6B

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2017.11月 6B

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⑥A南側トーチカ

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小浦海岸には海食崖に3つのトーチカ(?)がある。

諸先輩方にならい「トーチカ」と表現するが、ここがトーチカとして使われたという確証がない。

また、とある方は、地元の漁師さんの話として、海女さんが海に飛び込む穴と書いている。

 

どちらにせよ諸説ある穴だ。

 

この穴は北から「北側トーチカ、中央トーチカ、南側トーチカ」

と順に区別するが、アプローチできるのは「中央トーチカ、南側トーチカ」のみである。

なかでも⑥B中央トーチカが一番大きく、高さ1.8m、幅1.2mほどある。

⑥A南側トーチカは高さ0.8m、幅0.4mほどで大人一人がしゃがんで入れる大きさだ。

 

ここは小浦海岸の名景色の一つだが、内部の風化が進んでおり、入る際は注意してほしい。

 

⑦小浦海岸砂浜東

6Bから見た⑦方向

2017.2月

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⑦ 2017.11月

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⑦エリアは背後を海食崖に囲まれた細長い砂浜である。

ここの砂はよく固まっており、⑤Aエリアと比べると歩きやすい。

台風の影響で、一部の崖が崩れており危険と感じた。

今後、更に崩れそうな崖面になっており、近づかないことをオススメする。

 

2017.11月撮影

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⑦位置から北側トーチカを確認できる。

ここからは水が流れ出ている。

⑧水田横の道

2017.4月撮影

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⑧のあたりは昔、水田だったようで地形が棚田状になっているのをグーグルマップで確認できる。

現在は放置されており、2mほど成長した笹のような草が生い茂っている。

ここの道を抜けるともと来た道路に戻れるそうだが、その先の調査はしていない。

マムシグサ

2017.4月撮影

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⑨の地点付近でマムシグサを発見。

この時期に実をつけているので、ヒガンマムシグサの可能性が高い。

しかし、美味しそうに見えるその実を、トウモロコシのように食べてはいけない。

2017.4月撮影

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踏み跡が残る道を進んでいくと、2mをゆうに超える笹地となった。

このあたりは全く視界が効かない。

 

⑩高台

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踏み跡が残る道を10分ほど進むと、⑩の地点で視界がひらけた。

くぼんでいるあたりが小浦海岸北端部と推測する

ここの標高は20m~30mほどである。

 

 

 

まとめ

以上が小浦海岸の2017年のレポートである。

ここ小浦海岸は都心から近く、インスタ蝿スポットでもあるため、秘境にしてはかなり多くの訪問者がいるようだ。

特に夏はプライベートビーチ感で訪れる人も多いであろう。

 

しかし、ここは管理された砂浜と違い、波も高く危険である。

ここでの遊泳は絶対してはならない。

 

加えてバーベキューなどで利用する人もいるようだが、ゴミの持ち帰りを必ずしてほしい。小浦隧道内部にはバーベキューのゴミが放置されており、そこにゲジが数匹集まっていた。

*オオゲジ注意

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末永くここを利用したいのであればマナーはしっかり守って欲しい。

 

それと探索目的で来るのであれば服装や持ち物など身を守る最低限の装備で来ることをオススメする。