【西日本1周14日目】広島から島根へ 三江線に乗る旅
2016/3/14(月)
広島 曇り のち 雨 13℃
松江 曇り のち 雨 12℃
7:53 広島駅発の芸備線 三次行き 1852Dに乗車
通勤通学の列車であり、車内は思った以上の混雑だった。
なかなか見ることのできない気動車5両
駅名標が路線ごとに色分けされていて面白い
途中の下深川で大半の乗客が降りた。
下深川で5両のうち3両を切り離し、三次までは2両で向かう。
芸備線は100年以上前の開業ということもあり、石造りのしっかりしたトンネルが多く残っている印象を受けた。
近年駅がリニューアルされたばかりらしく、駅舎はきれいでセブンイレブンも入っている。
このあと乗る三江線の列車は4分後の接続。
座席を確保するために急いで三江線ホームへ向かう。
9:57 三次発 三江線 石見川本行き 424D
1両の割にかなりの乗車率
立ち席が出るほどであった。
この日は三次の公民館での三江線に乗るイベントがあるそうだ。
この三江線来年(2018年)のダイヤ改正で廃止されることが確定した。
2016年は廃止をなんとか撤回させようと様々なイベントが行われていたのだった。
三江線は三次と江津を結ぶ路線。
車窓の殆どが川という珍しい路線だ
川沿いかつ崖沿いということもあり、三江線の最高時速は80キロ。
実際は30キロ程度しか出さないことが多く、ゆっくりと景色を楽しむことができる。
ホームだけの無人駅が多く、住民の利用は皆無に近かった。
伊賀和志ー宇都井駅間のトンネル
昭和50年台の開業路線なので、設備は比較的新しいように感じる。
トンネルを抜けてまたトンネル
このトンネルもあと1年で役目を終える。
水量が豊富でゆったりした流れが特徴だ
12:09 石見川本着
13:43の接続まで1時間半ほど時間がある。
駅を出るとすぐに地元の方が話しかけてきてくれた。
川本町の観光協会の方で、三江線を残すための署名活動を行っているという。
お話を聞き、昼飯を食べれるようなお店を聞くと「福村食堂」を案内してくれた。
安くてボリュームがあるらしい
お昼時は役場の職員、地元の人で混んでいた。
駅に戻る途中、江の川を撮影
駅に戻り、駅舎周辺を歩いてみる。
もう二度と見れない景色かもしれないと思うと切ないな~
江津からの普通列車と交換し、石見川本発車
13:43 三江線 普通 江津行き 426D
石見川本を出てからも江の川を一緒に進む。
石見川本から石見川越までは、留学生の方たちと一緒だった。
インドネシアなど東南アジアからの留学生で、日本の農業などを学んでいるそうだ。
この日は田舎体験ということで、ローカル線に乗っているらしい。
車内では、最近、埼京線の中古車両がジャカルタでも走り出したという話題で盛り上がった。
淡々と列車は進み、いつの間にか川幅が大きく膨らんでいた。
煙突と鉄橋が見えると、三江線の終点「江津」はもうすぐだ
14:49 江津着
運転士さんにお礼を言って列車を降りる。
車両も運転士さんも三次から通しで来た。途中石見川本で長時間停車があったのは、運転士さんのお昼休憩だったのか!
接続する山陰本線は3分後の発車
途中の黒松駅で列車交換
15:14 温泉津(ゆのつ)着
温泉津で途中下車し、「温泉津温泉(ゆのつ温泉)」へ向かう
温泉津駅はJAしまねに業務委託を行っている駅であったが、途中下車印を探してもらったところ発見!
18切符にありがたく押してもらった
温泉津温泉は駅から徒歩20分ほど
いい雰囲気の商店街を抜けて、温泉津温泉薬師湯 へ向かう。
別府、道後、草津と色々温泉街に行ったが、ここ温泉津温泉はダントツ1位!!
この狭い道、雰囲気…最高すぎる
ここが筆者オススメの温泉津温泉薬師湯
日本温泉協会認定のオール5温泉
源泉かけ流し、泉質そのまま(消毒なし)、加温加水循環なし!湯量豊富!
湯温もちょうどいい!
島根県に行ったら是非訪れてほしい。
温泉に入っている間に夕立がきた
ちょうど上がった頃に止んだ ラッキー
17:30 温泉津駅に戻る
17:44
地元の学生と一緒に列車に乗り込む
ちなみに名探偵コナンの車両でした!!やったぁ
18:49 出雲市着
この日は出雲市で終了!
予約していた駅前のホテルに向かいました。
人生初島根県を満喫した1日でした。
次回に続く。
コナン「ラァああああん!」
【西日本一周13日目】広島・宮島
2016/3/13 (日)
天気:曇り時々晴れ
遅めの起床。猿猴橋電停から広電に乗った。
まずは原爆ドームへ
日曜ということもあって多くの人がいた。
こうして広島を訪れるのは初めて。
原爆ドームは見たところ外装のコンクリが剥離していて補修工事中の模様
鉄筋が錆びてもろくなると、建物の損壊につながるので、こうした補修は今後頻度を増やして行う必要がありそうだ。
市電と原爆ドーム
路面電車が橋をわたる光景はなかなか見れないものだ。
数ヶ月後にここにオバマ大統領が来るということで、警察官が常駐しており、かなり厳重な警備だった。
雀先輩
立派な堀に囲まれているが、ここは復元城。
原爆によって広島城も跡形もなくなってしまった。
立派な松。まるで盆栽のよう
広島城内部を見学する。
広島城は復元城だが、鉄筋造でエレベーターも完備。内部は全くお城らしくない
一部刀などの展示もあるが、内装がコンクリート丸出しで少し残念な感じだ。
城外から広島城を見る。背後のマンションが少々残念だ。
再び電停に戻り、路面電車で宮島口へ向かう。
原爆ドーム前電停の北側が、広島市民球場跡地だ。訪問時は更地になっており、運動会?のような催しが行われていた。
(ちなみに写真の系統だと宮島口には行きません)
1時間ほど広電に乗り、宮島行きフェリー乗り場に到着。
広電西広島までは路面電車だが、広電西広島~宮島口間は専用軌道走行となる。
上の写真は広電宮島口駅を降りてすぐの光景。
本州~宮島間は、宮島松大汽船とJR西日本フェリーが運行している。
2社の競争ぶりが、よく分かる写真だ。
左の「宮島行き直行便」看板で誘っているのが松大汽船。
右の「大鳥居に最接近」で誘っているのがJR西日本だ。
今回は、広電フリーパスの割引が松大汽船でのみ有効なので往復こっち(左)を利用した。
いかにも客を奪い合っている風景が面白い。看板では松大のほうが優勢に見える。
乗らなかった方のJR西日本フェリーが向かい側に見える。
ななうら丸と言うそうだ
宮島に到着。
いきなり鹿さんがお出迎え。
フンを下かと思えば、その上に座りこの表情である。
大鳥居が見えてきた。
この時間は満ち潮ということで、歩いて鳥居までは行けないが船がでている。
(乗らなかったけど)
厳島神社へ。
神社で拝観料をとられるのは初めてだ
世界文化遺産の保守にはお金がかかるから。なのかな
舞台からみると鳥居を正面に見ることができる。
一部桟橋になっているところがあり、写真撮影の列ができていた。
鳥居を背に本殿をみる。
床板はすべて外せる仕様で、台風や高潮などの災害時には外すこともあるそう
だんだん潮が引いてきた。
平家はここで舞踊みてたのかね
船で鳥居をくぐる人たち。
帰りに焼牡蠣ともみじ饅頭を食べた。
牡蠣は写真を撮っている空きに鹿に食われるとこだった。
樹齢270年のケヤキの木でできている。なんと重さ2500kg
敵を召し(メシ)捕るという意味で、平家さんはしゃもじを使って士気を高めたそうな。
杓文字発祥の地とも言われているそう
帰り際に日本三景の碑を発見。
あと2箇所で制覇できるぞ!
またまた乗らなかった方の船
今度は「みせん丸」だそう
宮島駅にある運賃表
宮島はJR西日本の「駅」なのでここから切符が買えてしまうのだ
広島まで590円… だが帰りも広電で市街地へと戻った。
この日の旅はここで終了。
広電を途中下車して阿品のフジ(スーパーマーケット)をみて帰った。
地方のスーパーは魚の品揃え等が関東と違うので見てて楽しいのら~
フジの店内放送を覚えてしまったのだった。
♪その手から~この手にフジ~
良い物手渡し~~ハッピイショッピング!フジ~~~
13日目も終了。
次来るときは厳島神社の夕日を見たい。晴れた日に行くのをオススメします。
次回、14日目「広島から山陰へ」です。
お楽しみに。
宮島上空をオスプレイさんが通過
【西日本一周12日目】徒歩で本州へ戻る旅(福岡→広島)
2016/3/12土曜日
天気:晴れ
宿泊していたホテルで朝食をとってチェックアウト。
カードキーを返却し、博多駅へ向かう。
この日の博多駅前は、九州新幹線全通5周年のイベント日のようで準備が進められていた。
前日にイベントがあることを知ったのだが、ある程度プランを組んでしまっていたので予定通りのプランを選んだ。
博多駅に到着
停車していた特急と合わせて写真を撮った。
博多808→小倉912(4220M)
小倉9:29→門司港9:44(2332M)
門司港駅に到着。
門司港といえば九州の鉄道の起点駅
ホームの端に〇理標がある。
門司港駅ができたのが明治24年だそう。ちなみに前日がっかりした通り、駅舎は修繕工事期間中ということで外観を見ることができなかった。
いきなり入り口にSLが!
ここ九州鉄道記念館は、入場時に帰りの切符またはSUGOCAを持っていると入場料が割引になる。
今回は青春18切符を利用したが、青春18きっぷでも割引が適用された。
テカテカのSLの大きさを感じることができる。
運転台には入れなかった。
木製車両の展示もあった。椅子が直角で長時間は乗りたくないなー
さらには昭和の名車の展示も。
もちろん車内に立ち入ることも、実際に座席に座ることも可能。
憧れのブルートレインも車内を見ることができる。
あの時乗れなかった寝台に、寝てみるのも良いかも
レンガ造りの屋内に入るとレールやヘッドマークの展示、昔の道具の展示がある。
また一角には鉄道の博物館らしく、運転シミュレーターもあった。
せっかくなので運転してみることにした。
実際に運転してみると、時刻通りかつ停止位置をあわせて停めることの大変さが分かる。
進む、停まるだけじゃなく、電車の運転はなかなか難しいこ
とがわかった。
ちなみにモードが3つあり、今回は一番かんたんなイージーモードでの挑戦...
運転士になるには相当の訓練が必要となるのだろう。
博物館を後に、国道3号を関門海峡へと向かう。
国道3号もここ「老松公園前」交差点で終わり、国道2号へつながる。
大阪まで537Km
国道の管理境を発見
しばらく歩くと、関門トンネル入り口に到着。
ここは車両専用で、歩行者と自転車は1.6km先の人道入り口から入ることになる。
ふぐの口に吸われる構図になっている。
人道入り口へ歩くと途中にトンネルを発見。
和布刈トンネルといい、休日は観光列車がたまーに走るそうだ。
この日は土曜なのに走って無いらしい...
トンネルを過ぎたあたりから、海が見え始めた。
頭上には関門海峡大橋が通る。
泳いでも渡れそうな距離に本州がある。
が、やはり水の流れが早い。
端の真下からみた本州
多くの船が行き来している姿が見れた。
橋をくぐり、しばらく進むと右側に関門トンネル人道入り口がある。
ここからエレベーターでトンネルに降り、対岸でまたエレベーターで上がる仕組みになっている。
重厚なエレベーターがある。自転車も余裕で載せられる大きさだ。
エレベーターを降りるとトンネルはすぐだ。
ここにもちゃんとおにぎりが貼ってある。
山口県に向けて移動開始。
10分かからないくらいで県境に到着。
県境にはペイントがあり、記念撮影スポットになっている。
門司側と同じように、エレベーターに乗ると関門トンネル人道入り口(下関側)へ到着。
目の前はなんと壇ノ浦だ
((本州側には大砲が装備されており、いつでも九州を奇襲できるようになっている))
ちなみに、この大砲100円を入れると音と煙がでる仕組みになっている。
トンネル人道入り口の前には、みもすそ川バス停があり、下関駅までバスでの移動が可能だ。
ちょうどいい時間にバスが来たので、下関駅へ移動した。
9日ぶりの本州だ。
ゆめマートで昼飯を買い、駅のホームへ
13:10下関→15:03徳山(3372M)
13:10発の岩国行きに乗車。
23分ほど停車時間があったので一旦改札をでてみたが、特に行き場もなく、荷物を心配して列車に戻った。
岩国16:35着
岩国までの移動中、急遽錦帯橋に行くことに決めた。
日没ギリギリの時間だが、岩国駅から錦帯橋方面へのバスが良い時間にあった。
大荷物のまま、バスに乗り、錦帯橋へ
ギリギリ夕日と錦帯橋が撮れた。
土曜だが、それほど観光客も多くない。
最大の木造の橋と書いてあったが、青森の鶴の舞橋とどっちが長いのだろうか。
対岸の山の上には、「岩国城」が見える。
対岸には桜並木があり、春には桜の名所になりそうだ。
30分ほどであったが、錦帯橋訪問もできた。
このあとは、岩国駅にもどり、岩国から広島行きの電車に乗って広島駅へと向かった。
ホテルにチェックインした後、近くのお好み焼き屋に向かった。
まさかの店主と2人きり。
カープからマツダ、NASAの話題までありとあらゆる世間話をした。
この日の移動距離は300キロ
久しぶりに普通列車乗り通しを行ってケツに痛みが...
ホテルに戻っても洗濯三昧でなかなか寝れなかった...
この日は以上。
翌日は広島市内、宮島を歩きます。
次回もお楽しみに。
【西日本一周11日目】弥生時代の「くに」へ
2016/3/11(金)
天気:長崎・佐賀・福岡 くもり
長崎駅7:42発のシーサイドライナーに乗り、大村線に揺られる。
内海ということもあり、波が穏やか。
途中ちらっとハウステンボスがみえた
まさに異次元というかなんというか…
今回はハウステンボスは行かないのでパス
乗ってきたシーサイドライナーがこれ
駅前のSEIYUでお買い物して神埼へ
神埼駅に到着。
駅員さんがとても親切な方だった。
と指差している…
田んぼの中を15分ほど歩くと公園西口に到着
それにしても、吉野ヶ里歴史公園は広い!
園内には無料循環バスが走っているほど…
弥生人の声が聞こえる
聞こえますよね??
公園西口を入るとまずこんな感じ。
果たして高床式倉庫はほんとにあるのか??
!
あった!!
ご丁寧にネズミ返しも再現
ここ、吉野ヶ里歴史公園は、邪馬台国のくにの跡とされる吉野ヶ里遺跡をそのまま公園にした場所
実際に園内には多数の遺跡が出土している。
未だに掘り起こしていない場所もあり、まだお宝が眠っているかもしれないらしい…
なんともロマンに溢れる遺跡だこと
園内にはこれでもか!というほど高床式倉庫、竪穴式住居、物見櫓などが再現されている
しかも内装までしっかり作ってある
物見櫓からみた公園の西側
広い!!
儀式の様子
公園北部には墓地エリアなるものがあり、実際出土した棺桶がそのまま展示してある。
西側から入り、東側から出た。
東側の入り口がメインのようで、かなりガッツリした建物がある。
ここだけみると遺跡?ッて感じ
こちらも公園から徒歩15分ほど
梅が咲いてました。
中国系の観光客が多いなー
このあとは博多に行き、荷物を預けた後、門司港へ行きました。
門司港の駅舎はかなり立派だったような!
しかもライトアップが綺麗だそうな!
門司港駅駅舎は、ガッツリ工事中でした!!!
大規模改修工事やってるそうで駅舎すら見えず、。。。
せっかく来たので、関門海峡の夜景
思っていた以上に距離があります。
こっちから見る夜景は綺麗!
対して門司側の港です。
未来のポートマリーナッて感じ?
そして博多まで戻ってきました。
翌日が九州新幹線5周年イベントということで色々準備されていました。
ホテルの近くの一幸舎でシメのラーメン。
結構歩いた一日でしたな。
翌日にまた大移動があるということで早めの就寝
11日目終了
次回もお楽しみに
旅はボックスシート。<後編>
ここから先への乗客は観光客が8割で、残りの2割が地元の方々のようだった。
ボックスシートの進行方向に座り、荷物を向かい側の席に置き、ゆっくり景色を眺めようとすると、一人の男性が向かい側に座った。
いままで賑やかだったこともあり、ここからはゆっくり景色を堪能したい
そう考えていたので、向かい側に人が座るのはあまり快くなかった。
乗客はほとんど、景色を見に列車に乗っているので、仕方ないと思い、座席においておいた荷物を網棚に載せた。
列車が動き出してしばらくすると、男性が「一人旅ですか?」
と声をかけてきた。
一通り会話を終えると、視線を窓へと向け続けた。
車窓を流れる雄大な景色に集中したい私としては、この区間では人と話したくないと思ったからである。
彼もカメラを持っていて、しばらくは無言で沿線の景色を撮っていた。
天気も良く、波も穏やかな日本海を望む
あちらこちらにプライベートビーチがある
岩場 茶色と白と緑のコントラストがいい。
ゴツゴツした海岸線沿いを進む
広戸駅~深浦駅間で景色はピークを迎える
このような地形の海岸はあまり見たことがない
磯遊びに来た車が並んでいた
向かい側に座った男性は、深浦での乗り換え時間に余裕があるので一つ手前の広戸駅で下車した。
広戸駅~深浦駅の景色は歩いて堪能するそうだ。
こうして私は深浦駅に到着した。
深浦駅到着後の一コマ。
つかの間の記念撮影タイム
海岸はすぐそばに広がっている
乗ってきた気動車
空の青さが鰺ヶ沢より増した気がする。
深浦駅を出ると一台の大型バスが待機していて、乗客の殆どがそれに乗って行った。
やはりツアーだったか
深浦のスコップくん
泣いている理由は「みんなが来てくれて嬉しいから」だそうだ
深浦では1時間半ほど乗り換え時間がある。
見たところ駅前には小さな商店があるのみでコンビニ等は無い。
一応駅周辺が街の中心のようだが、平地が少ないようで国道沿いに住居、商店が並んでいる。
駅前をふらっとしていたが、昼飯を食べれそうな場所が見当たらなかったので、街の商工会の人が言っていた「深浦マグロステーキ丼」の店に行くことにした。
国道沿いを歩くとマグロステーキ丼の店があった。
一日限定数十食だそうで、カウンターには数名のお客がいた。
丼 というより定食だ
マグロを直接のせて食べる丼
マグロを焼いてタレで食べる丼×2
で構成されていて食べ方があるらしい。
深浦マグロステーキ丼は深浦のB級グルメのようだ。
完食した後は、駅周辺の海岸を歩いてみることにした。
歩いていると向こう側に柵がある岩が見えた
この上にのぼれるのでは?
と思い早速向かった
国道沿いを歩いていると、広戸駅で下車した男性が向こうから歩いてきた。
すごく景色が良かったそう。
彼はこのあと深浦で昼を食べるそうで、再度ここで別れた。
この日はかなり気温が高く、蒸し暑かった。
先ほど見えた登れそうな岩までは桟橋が設けられている。
上に何があるのか楽しみ
海の幸が豊富そうだ
岩には階段のような穴が開けられていて、これを登って上まで行くようだ
硬そうな岩に見えるが、思ったより脆い質である
階段は複雑に入り組んでいて穴をでたあとも更に上りがある
真下を見下ろす。
通ってきた道
写真右側が深浦駅方面となる。
岩のてっぺんについた。
予想通り360°オーシャンビューである。
てっぺんかはかなり高く、風を強く感じた。
写真は岩から見た深浦の市街地
予想以上に岩の頂上は広かった。
岩の上には特に何もなく、街が見下ろせた
おそらく夕日スポットなのであろう。
調べたところによると、この岩は「大岩」といい、展望台のようだ
晴れていれば岩木山も見れるようだが、残念ながら見れなかった。
今後この記事を見て深浦に行く方がいれば、ぜひ足を運んで欲しい。
再び駅に戻ると、乗車予定の東能代行き列車が待機していた。
窓側を確保
出発を待つ東能代行き
ここで青森方面行きのリゾートしらかみとすれ違いを行う
反対側からリゾートしらかみ「橅」がやってきた。
少しの停車時間があるが、橅はすぐに発車した。
駅員さん、車掌さんが非常に楽しそうに乗務していて良い職場だなと思った。
ふたたびスコップくんの登場
こんどはお別れの挨拶のようだ
深浦駅を出た東能代行きは15分ほど走って
黄金崎不老ふ死温泉の最寄り駅である「艫作(へなし)駅」に到着
リゾートしらかみの場合、艫作には停車せず隣の「ウェスパ椿山駅」に停まる。
リゾートしらかみ運転日であれば、ウェスパ椿山駅から黄金崎不老ふ死温泉までは送迎バスが出るそうだ
乗ってきた列車が去ってゆく
ここで降りたのは3人
その中のひとりに 彼がいた。
ボックスシートの向かい側に座り、国道ですれ違った男性と3度目の遭遇である。
彼も黄金崎不老ふ死温泉に行くそうで、一緒に向かうことにした。
艫作駅から温泉までは20分ほどで、その殆どが下り坂だった。
彼は神奈川から来ているそうで、大手電機メーカーで働いているそうだ。
20分ほど話をしながら歩くと、黄金崎不老ふ死温泉に着いた
日帰り入浴でリストバンドタイプの入浴券をつけてもらい、浴室に向かった。
浴室はかなり混んでいる。外の露天風呂に入るには一度内風呂でかけ湯をしてから再び服を着て外湯へ向かうスタイル。
私も男性も目当ては外湯であったのでかけ湯をするとすぐに露天風呂へ向かった。
露天風呂は目の前に日本海が広がる。
湯温はぬるめで茶色のお湯だ。
暑い夏にはぴったりの温度で海風があたって気持ちいい。
このまま1時間浸かっていたかったが、最終の上り新幹線に間に合わないので30分ほどで切り上げた。
3度も遭遇した男性に礼と別れを告げ、私は露天風呂を後にした。
写真中央が外湯
汗を流したのにまた汗をかく。
行きは20分だったが、帰りは上りということもあって30分ほど時間を要した。
艫作駅に戻ったのは列車到着の5分前のこと。
15:04 深浦から東能代行きが到着
先ほど言ったウェスパ椿山駅
テーマパークのような大きな施設が隣接している。
白神山地にある青池へはここ十二湖駅から向かう。
今回は時間がないのでパス…
風景がゆっくり流れていく
リゾートしらかみもいいけれど、窓を開けた普通列車の良さもある。
能代に到着
久しぶりのロングシート車両だ。
秋田につく頃には夕日が沈みかけていた。
最終の東京行き「こまち」まで、あまり時間がなかったので秋田新幹線の切符を購入し、ホームへ向かう
こまち38号に乗って当日中に関東へと戻った
今回の旅は無計画だったものの、非常に良い旅ができた。
また、ボックスシートで出会った男性から一人旅の良さを学んだ
この後もいくつか旅をしたが、今回は非常に印象深い旅となった。
自分の旅の意義について考え直す良いきっかけになったので、これからは今までとは違った旅の楽しみ方をしたい
そう思った5日間だった。
旅はボックスシート。
ボックスシートで向かい合った人と話で盛り上がれるような旅人になりたいと思った。
おわり。
そろそろ西日本1周の記事を書かないとなあ…
旅はボックスシート。<前編>
2015年8月上旬 夏休みを利用して関東から青森まで青春18きっぷ(盛岡~八戸は東北新幹線)で旅をした。
函館まで行った後、帰りは五能線に乗ってみようということで
青森から日本海側を通って秋田へ向かい、秋田から新幹線で帰ることにした。
五能線に乗る目的はただ一つ。
「黄金崎不老ふ死温泉」
不老ふ死温泉という非常にインパクトしかない名前とその立地、景色が評判で、旅好きであればどこかで聞いたことがある温泉だと思う。
青森で1泊し、翌朝リゾートしらかみの指定席を取った。
当日だったが、青森から途中の五所川原までは空席があるとのことで一部区間リゾート列車に乗ることに決めた。
リゾート列車に馴染みが薄い人も多いと思うが、リゾート列車は移動という目的の他に、沿線の景色が楽しめたり、沿線の名物を体験できる一種のツアーのようなものだ
景色が見やすいよう窓ガラスが大きく設計され、シートの幅が広く、乗り心地も特急列車並みにいい。
でもお値段高いんでしょう?
と思うが、このリゾートしらかみの場合、快速列車(全車指定)なので乗車券+指定券(520円)で乗ることができる。
青春18きっぷの場合520円加算すればこの椅子に座り、ゆったり快適な旅ができるのである。
座る保証ができない普通列車と比べると、まさに高みの見物である。
この日のリゾートしらかみ2号は青森をほとんど無人の状態で出発した。
うるさい乗客もおらず、非常に快適な旅ができる。
大きな窓からは、岩木山も見えた。
車窓を流れる津軽平野を見ながら遅めの朝飯
まさに至福である。
運転席後方からの眺めもまた格別。
私はお酒は飲まないが、非常にいいおつまみになりそうだ
弘前に到着
数分の停車時間があるが、ここでもほとんど客は乗らなかった。
五能線に入った途端車窓ががらっとかわった。
岩木山とりんご畑である。
さすが青森 どこを見てもりんごの木
りんご畑を抜けると五所川原についた。
ここでリゾートしらかみとはお別れとなる。
五所川原からは津軽三味線の演奏があるのだが、どうやらツアー客の団体が列車まるごと指定券を取っていたらしい
後続の鰺ヶ沢行きに乗るまで少し時間があったので、五所川原駅から出てみることにした。
冬はストーブ列車、夏は風鈴が乗客を迎えてくれる。
前日が立佞武多祭りだったそうで、ねぶたの解体作業が行われていた。
それにしても高い!!
立佞武多を保管しておく倉庫が高い!!
鰺ヶ沢行きが到着。
途中鰺ヶ沢までこれに乗る。
鰺ヶ沢までは地元の高校生で混雑していて座ることができなかった。
皆夏休みということで、海水浴に行くらしい
学校帰りに海水浴はずるいなー
鰺ヶ沢に到着。
向かい側に停まっている深浦行きに乗った。
鰺ヶ沢までは内陸を走る路線だが、鰺ヶ沢から深浦までは海沿いを走る。
もちろん海側の座席を確保した
この景色をみて、夏だな!と改めて思った。
澄んだ青空がなんとも言えない
途中の千畳敷駅で8割の乗客が降りた。
彼らの目当ての千畳敷海岸は目の前だ。
ここでようやく海側のボックスシートが空いたのでそこに移動した。
ここからは素晴らしい海岸線をゆっくり眺めることができる。
続く。
【西日本1周10日目】長崎観光とカメラ
2016/3/16(木)
長崎市の天気:くもり
この日は前日に引き続き、長崎市内を観光
朝8時にホテルを出発し、まずは世界遺産にも認定されている「大浦天主堂」へ向かう。
ホテルの近くにある電停に向かうと、向こう側から古い型の長崎市電がやってくるのが見えた。
ここは望遠レンズで圧縮効果を持たせて1枚
と
カメラバッグからカメラを取り出す。
次の瞬間…カメラ本体とレンズが分裂してレンズが落下ぁ!!
あああああああああ~~~~~~(涙)
1キロ近くあるレンズは、いとも簡単に長崎市電の軌道(石畳)へと落ちていった。
もちろんレンズは無事ではなく、マウント部分が破損
さらに鏡筒が衝撃で曲がったようで、ズームすると途中で止まってしまう。
この旅行のメインで活躍していたレンズが一瞬にして戦力外になった。
非常につらい
これも出発して僅か5分 朝8時の出来事である。
手前の信号で市電は止まっていたので、レンズを回収
泣く泣くケースに入れてバッグにしまったのであった。
予定では残りの行程は2週間
正直主役級レンズが破損したのは大きい。
朝から萎え萎えしていると大浦天主堂についた。
カメラ本体が無事だったので別のレンズを装着してこの日はなんとかすることに決定
国宝 大浦天主堂
見た目はコンクリ…ですが内部はかなりすごいそうですね
カメラの一件があったので内部まで見学はしませんでした
ああ悲しい
この後はすぐ隣りにあるグラバー園へ
グラバー園はイギリス人グラバーさんの邸宅
グラバーさんは開国した日本に来た商人の一人で、長崎港の建設や炭鉱の経営にも関わったそう
邸宅の規模、西洋建築などから
当時のスーパーお金持ちの生活を想像することができる
100年以上前にこんな生活ができていたとは…
日本じゃないみたい
グラバー園からの眺め
長崎港には豪華客船「Quantum of seas」
が停泊中
地中海クルーズで有名なロイヤルカリビアンインターナショナルの船で内部には「よみうりランド」を凌ぐプールがあるらしい
ということで、急遽見たことのない船を見に行くことに
なんだ マンションか
近くで見過ぎるとなにがなんだかわからない!
遠くから一枚。
流石に2月の長崎でプールに入ってる人はいなかったわぁ
長崎港のあとはオランダ坂へ
(奥にいるのはナッシー??)
このオランダ坂…私が今まで訪れた観光スポットワーストに入りそうwww
歴史ある坂なのだろうけど
イマイチよくわからない場所にあり、かつ女子大の通学路になっている
しかもどこまでが坂なのかがわからない
この日は、たまたまこの奥にある活水女子大学の卒業式だったようで、地元テレビ局が取材をしていた。
卒業生の方々がワイワイガヤガヤするなか、首からカメラをぶら下げて、坂の写真を撮っているのはあまりよろしくないんじゃないかなと思い…
撤収。
この後はすぐ近くにある
「長崎新地中華街」へ
横浜の中華街のような雰囲気だけど距離が短い印象
いや長崎まで来て中華食うの!?
と思い、昼飯は長崎駅で牛タンを…
(まだ中華のほうが良かった?)
どうでしょうこの中華街
中華街と言えど長崎ちゃんぽんの店とか
蕎麦屋とか、定食屋とか…
ワールドワイドな感じがする。
そして極めつけの「喫茶 どん底」…
すごい気になる…
長崎駅で牛タンを食ったあとは
市電に乗ってで長崎平和公園へ
もともとここは刑務所だったらしく、足元には刑務所時代のレンガの基礎が一部残っている
原爆の式典もこの広場で行われる
この日も多くの観光客が来ていた。
公園のすぐ横の崖には、防空壕が残っている。
一通り長崎を回った…
ところでなにか忘れているような
出島があったwww
ということでまたまた市電に乗り、出島電停へ。
教科書で習った出島の形は長崎の地図には見当たらない
というのも出島ははるか昔に陸地の埋め立てによって島じゃ無くなっていたwwww
いまは出島だったところが博物館になっている
出島の中を歩く
いろいろ工事中だった
ところどころ内部が公開されていて当時の生活がわかるようになっている。
ここはオランダ商人の部屋
オランダから来た船の船長がオランダに帰るまでの間滞在する部屋だそう。
畳にベッドである。
そしてそして展示物
言わずと知れた解体新書である。
(ちなみに複製)
西洋医学もここ長崎が発祥なのかもしれない
東インド会社のマークが入ったお皿
伊万里焼だか唐津焼かは忘れてしまったが日本で作られた皿らしい
これだけ親密な貿易があったことがわかる
この時代の主な輸出品は絹、銀だったそうで
輸入品は砂糖
だったそう
輸出した銀、絹はほとんどがオランダに帰るまでにインド・インドネシア周辺で売られ、日本のものがヨーロッパで流通することは稀だったそう。
オランダ人賢いなと思った。
しかし砂糖を輸入していたとは…
これにて長崎探索は終了
ホテルに戻る前に1日お世話になった長崎市電を撮った
路面電車が走る街もいいなぁ
と思った。
10日目はこれにて終了。
いよいよ旅も折り返し地点に
次回【西日本1周11日目】弥生時代
へ続く
お楽しみに